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アイラ: 万華

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万華の秘密1

機体には「極彩」の頃からお気に入りのベレー帽が受け継がれている。ベレー帽を被ると「仕事モード」に入るらしい。

万華の秘密2

絵を描くことで日頃のストレスを発散している。かつてはひと月に油絵37枚、スケッチ86枚、更に単行本計3巻、120ページにもわたる長編漫画を描き上げた――この記録は今でも破られていない。

万華の秘密3

彼女が漫画制作を始めると、一部の世界政府芸術協会のメンバーがこの表現方法の可能性に気付いた。その後すぐ、世界政府芸術協会は漫画雑誌を出版し、アレンが編集長に就任した。この雑誌は一時的に空中庭園のベストセラーとなった。

万華の秘密4

新機体の武器がビーム槍に決まる前は、3本の大鎌――それぞれ片手で1本携え、3本目を補機の機械アームに振り回させるという構想があった。だがその戦闘方式の突飛さゆえ、驚いた科学理事会の開発員によってすぐに却下された。

万華の秘密5

「ナナミ」という不思議な構造体に何度も絵の対決を挑まれている。ナナミは「ルールを無視した描き方」という理由で世界政府芸術協会から敗北を幾度となく言い渡されていたが、アイラは彼女の絵に含まれた表現しようのない独特な想いに気付き、その価値は伝統的なルールでは測れないとの意見を示した。

万華の秘密6

空中庭園の構造体のためにデザインした塗装数は数知れない。人気のあまり予約は3年先まで埋まっており、世界政府芸術協会の管理システムにハッキングして割り込もうとした強かな補助型構造体もいたが、アイラによってブラックリストに登録された。

万華の秘密7

空中庭園で構造体向けに無料の絵画教室を開いたことがある。そこで潜在的な絵の才能を持つ者をたくさん発見する一方、「芸術的センスが欠片もない」とはどういう存在なのかも目の当たりにした。

万華の秘密8

資産を多く手にしたことで財テクの研究を始めた。空中庭園が新しく開発した富裕層向け娯楽エリアを格安で下取りすると、新しい施設の基盤にと公共基礎教育センターに無料で譲渡した。

万華の秘密9

考古任務を行う傍ら、自作の漫画を印刷して保全エリアの子供たちに無料配布し、彼らの感想文から意見を集めた。ある時など保全エリアに入った瞬間に子供たちに囲まれてしまい、漫画の続きを催促された経験もある。

万華の秘密10

アイリスウォーブラー小隊への加入が決まると、考古小隊の隊員たちはアイラのために盛大な送別会を開いた。だが皆が泣きながらアイラに別れを告げた翌日、考古任務にはいぜん彼女の名前が載っていた――執行部隊の同行要員兼外部技術専門家として。

万華の秘密11

根本的には楽天主義者ではないが、「アイラの笑顔」が皆好きだと気付いてからは、困難や悩みなどを人に見せないように振舞っている。これは自分を偽っているのではなく、彼女にとっても、楽観的なアイラこそが理想的な自分だからだ。

万華の秘密12

数十種以上ものサインを練習しており、いつか彼女にとって特別な存在がサインを求めてくるのを待っている。