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デザイナーたちの手によって、ヴェロニカの機体は何度も調整とアップデートが行われた。彼らが言うには「機体のモジュール摩耗は深刻なもので、よくもまあこんな状態であれだけの戦力を発揮できたものだ」とのことだ。002
現在のヴェロニカは、指揮官と意識リンクを行うことに対して抵抗を見せなくなり、時には自ら提案するようにもなった。これは指揮官との同行中に意識海の変異が生じる事態を防ぐためである。003
圧倒的な戦力を持つ機械体であり、冷徹で孤高な一面ばかりが目立つが、指揮官から見ればヴェロニカの内面は決して機体のように冷たく硬いわけではない。今の彼女は、指揮官にとって頼もしい「同行者」なのだ。004
デザイナーは他の用途にも使用できる塗装をデザインしようと試みたが、機体の翼と尻尾にどう調和させるかで頭を悩ませていた。その後、グレイレイヴン指揮官が新しい塗装スタイルについて提案を行い、ヴェロニカはその案を採用した。005
ヴェロニカは戦闘中に尻尾を巧みに活用することで戦術に柔軟さを加え、状況によっては「武器」の一部として使用する。機体の特殊な「長い尻尾」の構造ゆえに、デザイナーは機体全体の重量バランスを特別に調整している。006
過去の経験や向けられた悪意はすでに胸の奥に封じられた秘密となっている。今でも時折、沈黙に陥ったり、他人の善意への対応に戸惑うことはあるが、彼女は冷淡と直情以外の「感情」を少しずつ学んでいる。