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BPN-06、攻撃型、機体名「超刻」。黒野による逆元装置の研究と異重合の欠片から解読できた僅かな情報をもとに、科学理事会によって開発されたΩ型特化機体。全ての機能が機体の安定性を維持するためのものであり、パニシングの影響を受けない構造となっている。002
機体を操作するには多くの演算が必要とされるため、機体エネルギーの配分や演算能力転送調節パーツの機能を強化した。機体の安定性を確保するため、全ての外部装備に複合金属製のカーボンナノチューブが使用されており、装備を軽量化することによって熱伝導率を高めた。003
複合兵装のような大型マシンガンは、銃器を深く理解した者だけが使用できる新型武器である。あらゆる戦場に適応できるが、操作が複雑かつ高度な機体の安定性を求められるため、現時点で使用できるのは超刻のみ。004
最高の演算能力を誇るこの機体は、同時に極めて高精度の演算を複数行えるが、常に意識海の負荷も臨界点に達している。しかしリー本人が「データ異常は発生していないから日常業務にも支障はない」と自分自身を説得して報告しないため、その実態を知る者はいない。005
Ω型特化機体の開発はリーフを中心に進められていたが、リーフの意識海が白夜の開発中に損傷してしまったため、「自分の方が意識海が安定している」という理由でリー自らが志願した。正式に参加したあと、リーはΩ型特化機体の本来の第一候補が自分であったことを初めて知った。006
夢の中の囁きや、ばらけた景色を思い出すことはできない。しかし、ひとりで戦うことに恐怖や不安を感じるかと問われれば、リーは冷静に否定する。どれだけ離れていても、必ず自分の後ろでビーコンを灯し、帰り道を照らしてくれる人がいるとわかっているから。