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伝説の執行者‐29

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先ほどのカレニーナの発言も、道理がないわけではありません。リスクを回避するためにも、秘宝は別々に管理する方がいいでしょう

ひとつはそのまま指揮官がお持ちください。残りのひとつをルシアか僕が保管します

待てよ。俺とカレニーナは?

あなたたちふたりの戦い方は、アイテムの保管に適さないでしょう

え~……じゃあ、ルシアに渡すよ

おい待て。今お主らは秘宝を「ふたつ」持っていると言ったか?

ええ。何か問題でも?

おかしいぞ……国王側の勇者は「3つ」持っていると、間違いなく言っておった……

……はぁ?

秘宝は今も昔も4つだけだ。これは一体……

ふむ、わからんな……わしが知る限り、女神の秘宝は4つのみだ……

魔王の言うことが正しいならば、話は簡単です。5つの秘宝のうちのひとつは、偽物ということでしょう

まあゲームにありがちな展開だな!問題は、どれが偽物かってこった!

……ここにあるのは、僕たち自身で回収したものがひとつ。それから……

もうひとつは、指揮官とカレニーナが持ってきたものです。確かカムから預かったんですよね?すり替えられた可能性は?

断言はできないと……ではこれ以上推論を続けても無意味ですね

確かに必要性は不明ですが、状況的には十分ありえるでしょう

……

おや、カレニーナ?珍しく黙りこくってどうしたんですか?何か心当たりでも?

……

カレニーナ?

「HPゲージがないNPCに勝つことはできない」

[player name]。ヴィラとカムが話してたこと、覚えてるだろ?……今、やっとわかったぜ

カレニーナはぐっと拳を握りしめた。その顔は怒りで上気している

偽の秘宝はあいつらが持ってる。オレたちが本物を持って行ってやんねぇと。行くぞ!

お前はバカか。とにかく急げ。時間が経ちすぎて疑われたらマズいからな!

ハン、お前もそれほどバカじゃねぇってことだな

え、なになに?どういうこと??