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All of the stories in Punishing: Gray Raven, for your reading pleasure. Will contain all the stories that can be found in the archive in-game, together with all affection stories.
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伝説の執行者‐28

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なるほど。つまり、あなたはゲームスタート時点でリーフを連れ出し、それ以来ずっと行動をともにしてきたということですね?

秘宝のひとつでも回収していくらか力を強化する算段だったのが、まさか国王側の勇者どもに囲まれるとは思ってもおらなんだ……

リーフはわしを守るために捕まってしまったが、ついにお主らと出会うことができた

女神の秘宝4つとリーフ、全て揃えばこの世界を支配できる……あの国王は本当に世界の滅亡を企んでいると?

わしもバグによってこの世界の真実を理解した。国王が何をせんとしているのかも大体わかる

世界の滅亡を望むゆえに、誰にとっても益のない状況を作り出した……いえ、今はリーフの救出が何よりの優先事項です

魔王はさ、リーフの現在地わかる?

魔王城の中で間違いないだろう。秘宝と聖女を得たなら、行く先は決まっとる

隠されてはいるが、移動できるわけでもなし。考えてみれば、誰だって位置を推測できるだろう。それに、城の祭壇を起動させねば、女神の秘宝は完成せん

魔王城内部の女神の祭壇……それがあって初めて、秘宝は真の力を発揮するのだ

ってことは、だ。今オレたちがノコノコ出向いたら、自分から網にかかりにいくのも同じだよな!?

なんでだよ?

てめぇもたまには頭使えよな。魔王城を出現させるにしろ、アホみたいな願望を叶えるにしろ、何にでもいちいち女神の秘宝が必要なんだぜ?

ヴィラと国王は絶対に罠を張ってやがる。そんな中にオレたちが無策で突っ込んでったら……

でもさ、行かないって選択肢はないだろ?俺たちが逃げるのは簡単だ。ゲームをシャットダウンすれば、それで終わる

それは……

でもみんな、そうしないだろ?別に誰かに強制されてるわけでも、ゲームの報酬がほしいからでもない。そうしないのは、このゲームを始めたのが俺たちだからだ

俺たちは「勇者」だからさ――――まあこれは、すんごい前にどっかで聞いた誰かのセリフなんだけど

よっしゃ!決まりだな!行こうぜ!!

名ゼリフじゃん!

よし、結論が出たな?来るがいい、勇者たちよ。魔王城はこちらだ!