Story Reader / Affection / カム·狂犬·その6 / Story

All of the stories in Punishing: Gray Raven, for your reading pleasure. Will contain all the stories that can be found in the archive in-game, together with all affection stories.
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カム·狂犬·その4

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理事会司令部オフィス、15:35

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入りたまえ

ドアを開けて入室する。ハセンはデスクに腰掛け、資料を読んでいるようだった

……アシモフの綺麗な字がかすかに見える。前回の作戦失敗の記録のようだ

やあ、グレイレイヴン指揮官。2日間の休暇は満喫できたかな?

ふむ、やはり若者はエネルギーに満ち満ちているな

はは、君は若いんだ。もっと自信を持て。すぐに次の仕事にも適応できるだろう

君を呼んだのは、他でもない。先日のカムとの遠隔リンク作戦について、君の所見を聞いておきたいと思ってな

理事会は君たちの前回の作戦データについて、検討を終えている

要点を述べよう

まず、ここ数回のシミュレート作戦の難易度は比較的高く設定されている。むしろ、カムの弱点に照準を合わせて設計されたともいえる。それは君にもわかっただろう

少々酷なやり方だったかもしれないが、訓練は戦場と同じだ。訓練で弱点を矯正しなければ、実戦ではやり直しがきかん

うむ。ゆえに、作戦プランに調整を加えた

我々は、確証がほしいのだ。カムがリスクを冒しても投入すべき兵士であることの

よって、再度確認させてくれ

指揮官[player name]よ、君は遠隔意識リンクを使い、カムとともに戦いたいと思うか?

……それが君の答え、ということだな

よくわかった

最後にひとつだけ

彼を君に任せたのは正解だったよ、[player name]

あるいは、君は彼の「選択」を知りたいのかもしれんな

ハセンは常と変わらぬ慈愛に満ちた笑みを浮かべたまま、手を振ってドアを閉めるよう促した

廊下には誰もいない。だが、向いのオフィスにはカムがいるはずだ

そう思った瞬間、向いのオフィスのドアが開いた

そう思った瞬間、向いのオフィスのドアが開いた

不機嫌そうなカムが出てきた。だが、こちらに気づいた途端、表情が一変する

なんて言ってた?

そ……そう、か?

カムは疑いの目でこちらを見ている

どう答えた?

やはりな……

カムは目を細め、会話の内容を推測している

それで?アンタはどう答えた?

カムは愕然としたようだ。思いも寄らない答えだったらしい。珍しく、凹んでしまっている

……そうか、アンタ……諦めたのか……まあ、そうだろうな

反吐がでるぜ。昨日あれだけ綺麗事を吐いておきながら……

俺は本当にアンタと一緒に……えっ、なんて?

……は!?…………このッ!!!よっぽど死にたいみたいだな!?俺を弄びやがって!

どうやらカムは本気で怒ったようだ

言っておくが!俺より強い被験体なんか絶対に見つからないからな!

……俺の選択がそんなに重要か?

いい、俺はもう二度とだまされない

アンタたちとの協力関係は、他でもないこの俺自身が約束したことだ。他人を心配する暇があったら、アンタのそのどうしようもない演技力を磨け

当然だ。あの根暗技術オタクを黙らせてやる

当然だ。アンタは俺に借りがある

遅刻するなよ。待つのは嫌いだ

誘ったのは俺じゃないからな

だといいんだがな