Story Reader / Affection / ソフィア·銀牙·その4 / Story

All of the stories in Punishing: Gray Raven, for your reading pleasure. Will contain all the stories that can be found in the archive in-game, together with all affection stories.
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ソフィア·銀牙·その4

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数日後……

前線基地では、誰もが任務を控えて大忙しだ

そんな中、ソフィアが呼んでいるのが聞こえた

……指揮官

ちょっと……訊きたいことがある

……うん

……

……うん

あの、作戦のこと……

この前の任務で私が包囲された時、指揮官はすぐに全隊を動員して援護しにきてくれた……

それは、どうして?

任務達成の効率から考えれば、リスクの高い選択だったと思う

指揮官や主力の隊員を危険に晒すことは、部隊を危険に晒すのと変わらないから

利益の最大化の原則に反するし、任務の達成だって担保できない

指揮官、ソフィアのことですが……あっ、ご一緒でしたか

皆でソフィアのことについて話して……それで、指揮官にご相談したいことがあるんです

ソフィアも一緒なら、かえって手間が省けるかもしれませんね

私、何かまずいことした?

いえ……そうじゃないんです……

なんてお話したらいいか……

リーフ、僕から言いましょうか

時として、はっきり言った方がいいこともありますから

ソフィア、今後は戦線から遠く離れないようにしてください

でないと、リーフも僕も援護が追いつかない。指揮官のマインドビーコンとの同期だって弱まります

別に援護しなくても、放っておいてくれて大丈夫

アジールでは、ずっとひとりで戦ってたから、慣れてる

駄目です!もしまた、この前のように包囲されてしまったら……

どうして?

ソフィアは、大丈夫

もし大丈夫じゃなくても……それで他の人を傷つけることはないよ

……?

でも……

ソフィア、あなたがこれまでどのような覚悟を持って戦ってきたのか、想像もつきません

ですが、グレイレイヴンには「消耗品」も「捨て駒」もないんです

あなたにも、そうは考えて欲しくない

……

……

……理解できない。ジャミラだって言ってた。理性的な犠牲も、勝利の手段だって

でも……!

……私が間違ってた。指揮官でもないのに、自分で決めるなんて

反省する

ソフィアはそう言うと、無表情のまま身を翻し、去っていった

ソフィア!

指揮官?