Story Reader / 本編シナリオ / 19 暁の境界 / Story

All of the stories in Punishing: Gray Raven, for your reading pleasure. Will contain all the stories that can be found in the archive in-game, together with all affection stories.
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19-15 各自の道へ

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どう?メッセージを送っても返事はこないけど……空中庭園の決定を待つ?

間に合う訳ないわよ……零点エネルギーエンジンを壊すなら、すぐにでも出発しないと

ドールベアは立ち上がって携帯端末を閉じ、出発しようとした。しかしカレニーナが手を振って止めた

ドールベアは工兵部隊と負傷者を連れて、防護服に着替えて月面基地を離れろ。重力波から離れた安全な場所を探せ。通信が回復したら空中庭園の救援を待て

カレニーナはハンマーを背負い、自信たっぷりに笑った

ったく、零点エネルギーエンジンなんて、オレひとりでぶっ壊せるんだっつーの。お前ら、足手まといなんだよ

ドールベアはカレニーナを黙ったままじっと見つめ、ふっとため息をついた

そうね。あんたと一緒に死ぬ必要なんてない。あの世で審判を待つ行列の隣にあんたがいたら、またそこで大喧嘩になりそう

チェッ……ならさっさと行けよ

行くわよ、エイハブさん……部下たちを連れてって

ええっ……?

ドールベアが本当に振り返りもせず去ったのを見て、エイハブは3秒ほど固まったあと、頭をゴシゴシとかきながらドールベアの後を追った

これでよし……エンジンを破壊する前に、もういっちょ、あの場所に行かねーと!

カレニーナは武器を握りしめ、大きく頷くと、再び出発した