Story Reader / 本編シナリオ / 01 機械は芸術の夢を見る / Story

All of the stories in Punishing: Gray Raven, for your reading pleasure. Will contain all the stories that can be found in the archive in-game, together with all affection stories.
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1-2 餞別

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俺の腕を使ってくれ。あんたからすれば型落ちだと思うが、一応は空中庭園製だ

あんたの負傷した腕の代替として、役には立つだろう。どうせ今から使うことはないし、こいつであんたが任務を続行できるなら御の字だ

……

わかりました。ありがとうございます

敬礼ができないルシアは、眼差しで構造体の兵士に敬意を表する

それと、撤退時に予備の武器パーツを放棄したんだが、その中にフロート銃の部品もあったはず

回収さえできたら、補助型のあんたも戦闘に復帰できるだろうな

本当ですか……!

リーフは期待を込めた眼差しでこちらを見る

はい、私にお任せください!

今のグレイレイヴンには戦力の補強が必要です。リーフのフロート銃の威力は指揮官も知っているでしょう?

指揮官、私も同意見です。再考をお願いします

……方針は決まったか?なら、またどこかで会う日まで、だな。あんたらグレイレイヴンの武運を祈る

…………

システム

神経パラメーターを再設定しています……

意識海偏差係数、0.015低下……

意識:ルシア、オンライン……

うっ……!

まだ痛みますか?ほとんどの傷口は処理しましたが……

大丈夫。痛覚信号が回復する感覚に慣れていないだけ……

痛みを感じるなら上々です。痛みがあなたの意識海モデルを徐々に人間らしい方向に戻していくでしょうから

新しい腕を動かしてみてください

あっ、まるで自分の腕みたいに動かせる……どうして?

あなたの動作や習慣に応じて、運動偏差値を調整しただけです

こんな時が来るのは大方予想できていましたので。あなたの動きをさまざまなタイプの機体で再現できるように、プロファイルを作成しておいたんですよ

機械のことに関しては、やっぱりリーさんですね!

ええ

生真面目な表情でルシアは頷いた

……(皮肉に気づかないとは……)

ともかく、性能は実戦で試す必要があります