扉から差し込む陽光の下、白髪の女が佇んでいた
……構造体?友軍でしょうか?
刹那、白髪の構造体は赤く不気味な電流をまとい始める
違う、これは……極めて高濃度のパニシング反応!侵蝕体です!
……
指揮官……私……おかしい……
視覚信号にエラーが起きているのか……目標の相貌が識別できません……思考も……混濁し始めて……
私にははっきりと見えますが……
どうも、ルシアだけのようですね
待ってください、ルシアの意識海の安定度が低下しています!それも、パニシングによる影響じゃない……!一体、どういうことでしょう!?
ルシア……
過ちは、ここで終わらせないと……
相手はルシアに向かって歩き出した。そして、無言のまま腰から鮮やかな深紅の刀を抜く
——!!