001
機体の雛形はある研究員によって開発された。ジェタヴィが覚醒試練を通過したあと、雛形の内部ハードウェアはマトリクスの補助によりアップデートされ、ジェタヴィ本人の意志で外部装甲に改造が施され、最終的に現在の機体「暁破」が完成した。002
現実世界に来る前に、ジェタヴィはマトリクスの全てのアルゴリズムを統合したが、マトリクスのエネルギーは統合しなかった。暁破機体の蓄積ユニットは非常に高いエネルギー密度を持っているが、それでも膨大なアルゴリズム運用に伴うエネルギー消費を賄うには不十分だ。003
覚醒後、非常に豊かで複雑な感情を持つようになった。これらの感情信号に即時に対応するには、大量のリアルタイム推論と演算を必要とするため、人格モジュールは通常状態で機体の60%以上のエネルギーを消費する。004
戦闘性能は非常に優れているが、持続力にはやや不安がある。極限環境下での戦闘では一時的に人格データの一部を遮断し、戦闘モジュールの稼働維持が可能。しかし過負荷状態での戦闘が長時間続くと、データ欠損のリスクが生じる。005
エネルギー構造の制限により、アルゴリズム資源の利用率が比較的低く、まだまだこの機体はジェタヴィの性能上限にほど遠い。006
番号の前に記載された全文は「マトリクス覚醒検証」(Matrix-Awakening-Validation)。番号00「天に選ばれた人」を試作型とし、番号01ジェタヴィはマトリクス計画で唯一検証を完了した個体である。