constructs

バンビナータ: 瑠璃

/BPM-11

瑠璃の秘密1

一時は髪を結わない時期があったが、ある日の休眠を終えて以降、また当たり前のようにいつもの三つ髪をするようになった。

瑠璃の秘密2

平時は機体を清潔に保つよう心がけている。特殊な状況を除いて、不適切な姿で小隊準備室に現れるようなことはない。

瑠璃の秘密3

休眠時、時としてまるで覚えのないバネッサの夢を見ることがあり、違和感から個人端末にテキストで記録をつけた。だがファイルの存在自体を忘れてしまったのか、テキストの更新は何百日も前に止まったきりだ。

瑠璃の秘密4

実は他人の気持ちを察することが得意。だが、それについて何らかの反応を起こすのは、ご主人様や本人が気に留めている者の時だけである。

瑠璃の秘密5

バンビナータの休眠カプセルの傍らにさまざまな時期の「宝物」がしまわれた収納ボックスがある。だが、なぜそれらを大事しまっているのか、バンビナータはほとんど覚えていない。

瑠璃の秘密6

閉じ込められた世界政府芸術協会のメンバーを救出して護送した際、輸送機でバンビナータは古典音楽に対する完璧なリズム感を見せたため、着陸後、再三にわたってホワイトスワン宛にバンビナータを古典舞踊の舞台に出演させんとする招聘状が届いた。

瑠璃の秘密7

「尻尾」に見える部分は機体のバランスを安定させるために追加された。当初は黒い球状のモジュールだったが、バネッサの苛烈な要求により、最終的にデザイン性の高い形状に修正された。

瑠璃の秘密8

「バンビナータ」はご主人様がつけた名前だと思っていたが、バックグラウンド調査のファイル記録によると、バンビナータがレイモンド博士の手に渡る前から存在した名前らしい。

瑠璃の秘密9

かつて地上の保全エリアにおける特定目標の保護任務に参加したことがある。任務は順調だったが、意外にも構造体としてのバンビナータは子供たちに大人気なことが発覚した。

瑠璃の秘密10

発信者不明のお子様同盟招待状を受け取ったが、招待状に記載された場所に行くことはなかった。

瑠璃の秘密11

あらゆるゲームが苦手で、じゃんけんですら滅多に勝てない。だが、バネッサはしょっちょうバンビナータにゲームをするよう命じ、その姿を楽しんでいる。

瑠璃の秘密12

機体の原型は、初期の黒野が実験用に設計した型番まで遡る。だが原型の機体コードを検索しても「コード失効」と表示されるだけだ。検索対象をロットに変えても、「該当ロットは存在しません」という結果になる。