001
「ヴィラ、ケルベロスよ。意識リンクが使える指揮官……ね。失望させないでくださる?」ケルベロス隊長を務める補助型構造体。近接攻撃の武器の扱いに長ける。その理由は、苦痛と危険をより間近に感じたいから。002
「ケルベロスの指揮官?気にすることないわ、あなたになんか何ひとつ教えることはないもの。」\n空中庭園初の意識リンク作戦に加わった実験小隊として、ケルベロスは指揮官不在のまま活動を続けていた。遠隔意識リンクを扱える指揮官を探していたのである。\n九龍戦役で、ケルベロスに初めて指揮官が配属され、意識リンクが実戦投入された。003
「生き残ったの。あなたの痛みはまだまだ続くというわけね。」\nヴィラは他者の痛み、世界の痛み、そして自身の痛みを介してのみ自分の存在と「生きている」ことを実感できる。004
過激なやり口、舌鋒の鋭さ、略奪も厭わない姿勢と不透明な態度から、構造体部隊の中でも評判が極端に悪い。\nだが、それを評価する構造体もおり、例えば、ケルベロスに倣った小隊名からもわかる通り、ヘルハウンド隊長はヴィラの狂熱的な信奉者である。005
黒野特殊作戦班の構成員として、リーとともに仕事をした時期があった。\n略奪と攻撃こそこの苦痛溢れる世界を「生きる」ために必要というヴィラの信条を確固たるものにしたのは、黒野における経験である。006
さまざまな理由から、ヴィラが率いるケルベロスは自由かつ混沌の状態である。他の構造体小隊から「狂犬小隊」と称されるほど無秩序で奔放だが、隊員間には微妙な団結力がある。\n意識リンクを行える指揮官を探すヴィラの注意をグレイレイヴン指揮官が惹きつけてからというもの、その一挙手一投足がヴィラに影響を与え続けている。