Story Reader / イベントシナリオ / 異構戦線·窮地の先鋒 / Story
砂塵が舞う荒野の中、ひっそりと鉄橋が架かっている
はい、調査の結果では干渉源はその近くに……
言い終わらないうちに、リーフはハッとして突然動きを止めた
……待ってください！
橋を渡ろうとしていた全員が同時に足を止めた
新しい信号を検出しました。皆さんがいる場所に近付いています……異常なスピードです！
距離はどのくらいですか？
すぐそこまで来ています！
ザァァ――……
黄砂が舞い上がり、突風が渦巻く砂塵を吹き飛ばした。風の音とともに、しなやかな人影が空から降りてきて、軽やかに着地した
全員が即座に警戒態勢に入った。刀を抜き、銃に弾を込め、戦闘態勢をとる
しかし砂塵が徐々に晴れ、その優雅な姿が現れると――互いに呆然とした
指揮官……それにグレイレイヴンのおふたりも
予期せぬ遭遇にしばし困惑した。武器を収め、簡単な挨拶を交わしたあと、含英に今回の目的を説明した
この基地の調査へ？どうやら同じ目的のようですね
私はネヴィルさんから依頼を受けて、この基地の状況を確認しに来ました
ネヴィル……
確か機械教会の、あの陽気な覚醒機体……
いえ、そうではありません
この実験基地は彼が数年前に発見したものです。興味を惹かれたので基地を「隠蔽」して、いずれ研究に使おうと考えたそうです
ですがその後忙しくなり、放置してしまったらしく……
最近になってここのことを思い出し、隠蔽装置が故障していることに気付いたそうです。ちょうど私が外出で近くを通るので、ついでに調査を頼まれたというわけです
なのに、ここに入った途端に認知干渉で「幻境」に陥るとは……お恥ずかしい限りです
ネヴィルさんから干渉源について、いくつかの可能性を教えていただきました
ですが重要なポイントを検証して、どれが作用しているのか特定する必要があります
もしよろしければ、皆さんに協力していただきたいのですが……
ありがとうございます
これから、この付近で重要なデータをいくつか収集するつもりです
幻境内の敵に妨害されるかもしれないので、その時はお願いします
