鋭い斬撃と追撃の弾丸が交錯し、まるで嵐のようだった
猛烈な攻撃を前に、スプレーマシンが反撃する余地などなかった
再び完璧な連携プレーが決まり、スプレーマシンの防御は完全に破られた。巨大な機械は躯体を揺らしながら後退し、轟音とともに地面に倒れた
……ん?
スプレーマシンは他の敵のように、すぐには消滅しなかった。リーは考え込むように機械の側にしゃがみ込み、端末をそのコアに接続してデータを調べ始めた
やはり……
このスプレーマシンのコアには特殊な暗号化データが保存されています。ざっと調べたところ、これらのデータは干渉源と直接関係しているようです
このデータを解読すれば、干渉源に関する情報を手に入れ、それがどこにあるのか特定できるかもしれません
指揮官、改造した端末を貸してください
リーフ、解読した情報を送るので、それを元に基地を調査して干渉源の位置を特定してみてください
了解です
戦闘が一旦収まり、干渉源の位置を特定している間に、ルシアがずっと気になっていた質問をした
どうして……リーは異火機体なのですか?
ルシアは小さく頷き、少し困惑した表情を浮かべた
どうやら他者の視覚における僕の姿が干渉を受け、「異火」として見えるようですね
原因がわかりませんね……ですが幸いなことに、能力に影響はないようです
もうすぐ解読が終わります。リーフ、そちらはどうですか?
目標の位置が特定できました!
指揮官