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All of the stories in Punishing: Gray Raven, for your reading pleasure. Will contain all the stories that can be found in the archive in-game, together with all affection stories.
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Ⅵ 秩序の逆襲

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これは……

モニターの中、ひとりの少女が巨大なロボットに乗っている。彼女はモニターの外からの視線に気付いたかのように、楽しげに笑いながらこちらに手を振ってきた

機械教会のセージ様?

ええ。セージ様の同意を得てから、私は彼女のデータサンプルをシミュレーションマシンに入れました

彼女本人はこのゲームや「秩序の番人」にとても興味を持ってくださったようです

セージ様という変数がいれば、このシミュレーションもより価値のある結果となるでしょう

なんせ、「秩序の番人」は今地上を旅しています。彼女がどんな人に出会うのか、どんな出来事を体験できるのか、誰にもわかりません

モニターの中では、エコーの見た目をしたキャラクターが「秩序の番人」の称号を掲げ、ひとり歩き続けている

たくさんの人と過去や未来について語り合っても、彼女は初心を忘れることなく、自身の目標へ突き進んでいた

これまでとまったく異なるデータサンプルが現れたことで、ドルシネアに初めての困惑が浮かんだ

今まで彼女が選択したデータサンプルは、全て「既知の」キャラクターだった。セルバンテスが選んだルシアでさえも、ドルシネアはある程度彼女の性格を把握していた

だから、彼女は計算することで、「物語」の大まかなあらすじを予測できた。しかし今回は……

セージ様は、エコーにどんなものを与えるのでしょうか?

さあ……私にもわかりません。晨星スタジオリゾートへのバカンスに誘うか、はたまた競走のためにコンステリアを一周するか

セージ様のお考えは誰にも予測できません……ほら、見てください、今からふたりが出会いますよ