そうですね、これくらい集めれば十分でしょう
キィ……
ごめんなさい……
真っ赤な四角い機械は泣きながら遠くに去っていった
大丈夫でしょうか?
リーフは心配そうに、離れていく背中を見送っていた
年獣は彼を攻撃しません。だから心配はいりません
我々も十分に力をコントロールしましたから、そうダメージを受けていないはずです
「ガオ!!!!!」
時間です。早く戻りましょう
お年玉袋を次々と焚き火の中に投げ入れると、それは七色の泡になって空に昇り、周囲の暗闇を明るく照らし出した
このくらい明るければ大丈夫です
綺麗ですね……
一時的なものです
この泡が私たちに光をもたらすのは一晩だけ。焚き火もやがては消えてしまいます
朝を迎えるためには、年獣ときちんと決着をつけるしかありません
ガ――ァ――!
……どうやら来たようですね