Story Reader / Affection / ソフィア·銀牙·その4 / Story

All of the stories in Punishing: Gray Raven, for your reading pleasure. Will contain all the stories that can be found in the archive in-game, together with all affection stories.
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ソフィア·銀牙·その6

指揮官、おはよう

うん、まだ集合時間じゃない

私が……早く来た

……一晩中、ずっと考えてた

任務に出発する前に、少し指揮官と出かけたい

いい?

列車では、ぶらぶら歩いたりできなかったから

列車の空間を無駄にはできないって、アストンが言ってた

……

…………

ソフィアは急に立ち止まり、遥か遠くに視線を向けた

もうすぐ出発する定期輸送機

「アジール」にヘリウム3を届ける定期輸送……今日はその第1便

……(息を吸う)

……(息を吐く)

……

指揮官。私、あなたたちの戦い方を理解しようって努力した

グレイレイヴンの戦闘経験と技術を勉強すれば、きっと……ジャミラにとって役に立つと思ってたから

でも、ひょっとしたら、その考えが間違ってたのかもしれない

だって、ルシアも、リーフも、リー……さんも、いつも話してくれるのは指揮官の才能のことや戦闘のことじゃない

例えば……指揮官はトランプが強いとか、芸術的センスがどうとか。指揮官だって、皆のことよく知ってる。つまり、すごくいい関係

ジャ……ある人に言われたの。指導者は民衆に関心を持つべきだけど、民衆との距離は近すぎない方がいい。そうじゃないと、決断できなくなってしまう

だから、私は思った。指揮官の行為は愚かだし、危険だって

だけど、私が自分の目で見たグレイレイヴンの戦いは、全然違う。それで、私が今まで知ってきたことと……全然違うものを指揮官は持ってるんだって思うようになった

あなたたちのやり方も悪くないって、今ならわかる

それで……私は考え直した

どうか、このままここにいさせて欲しい

このまま……あなたたちのやり方を勉強させて

……ここに来る時、ジャミラに言われたの

「戻ってくる時は私の剣でもお人形さんでもなく、世界の本当の姿を見たひとりの女の子であって欲しい」

ジャミラが本当に私に望んでいるのは、それなんだってわかった

……?私、なんかおかしいこと言った?

……うん

手紙

……ということがあった

結局、私が転属することはなくなり、なので休暇もなくなった

だから、今回は帰れない。アストン……あと、常羽によろしくと伝えて

……

よかったわ

全て、あの指揮官にお任せしましょう。なんといっても、ハセン議長のお墨付きですもの