Story Reader / Affection / ビアンカ·真理·その1 / Story

All of the stories in Punishing: Gray Raven, for your reading pleasure. Will contain all the stories that can be found in the archive in-game, together with all affection stories.

ビアンカ·真理·その1

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空中庭園·ヴァンダービルホテルにおける指揮官懇親会、15:30

華やかなパーティー会場。賑やかな談笑の声やグラスを合わせる音が混じり合い、まるで優雅な円舞曲のように響き渡っている

ステージのバンドは、先月リリースされたばかりの曲を演奏している。黄金時代の流行に回帰したレトロな電子合成音が、この時代にはない独特の情緒を織りなしている

盛装の男女、芸術品のような菓子、色とりどりのカクテル……まるでおとぎ話の世界だ。この時ばかりは外界の戦争を忘れ去り、束の間の安楽に浸っている

……

…………

本当ですか?

他の指揮官は皆思い思いに交流しているようですが、なぜ加わらないのです?

……私の任務は指揮官殿の安全を確保すること

ですが、指揮官殿の社交活動に差し障りがあるのでしたら、もう少し距離をとりましょう

……

……

……

……

すみません

では、入口付近で待機することにします。何かあったらすぐに知らせてください

いえ、私の役目は指揮官殿の安全確保ですから……

入口で待機するだけです、そう遠くには行きません

いついかなる時も、指揮官殿を捨て置くことなどありえませんよ。指揮官殿の安全は、私にとって最重要事項ですから

任務に忠実であるだけです

……

ですが……

私の任務は、[player name]殿のあらゆる社交活動に随行し、護衛することです

ハセンさんも指揮官殿の安全を慮ってのこと

空中庭園はいまだ昇格者について多くを把握していません。そこへきて、あなたは昇格者と深く接触した経験を持つ唯一の指揮官ですから

……私がパーティーの同伴者として振る舞えば、機嫌を直してくださいますか?

……わかりました

……

…………

……具体的には、何をすればよろしいのでしょうか?

承知しました

申し訳ありません、こういった純粋な社交目的のパーティーは経験したことがなくて……

構造体に社交は不要ですから

隊員たちはプライベートで集まったり、交流を持ったりしているかもしれませんが。いずれにせよ、任務に影響しない限りは隊員の私生活に干渉することはありません

……

お心遣い感謝します、指揮官殿