Story Reader / Affection / ビアンカ·零度·その1 / Story

All of the stories in Punishing: Gray Raven, for your reading pleasure. Will contain all the stories that can be found in the archive in-game, together with all affection stories.
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ビアンカ·零度·その6

先日は私のためにありがとうございました、指揮官殿

実際私は「腰抜け」なのでしょうし、個人ができることには限りがありますから……それに、指揮官殿の戦場はもっと別の場所にあるでしょう

私は今こうしてグレイレイヴンにいても……私は粛清部隊の身分を割り切ることができず、

粛清部隊にいる時は粛清部隊らしく物事を処断できなかった

こう見ると……私は確かに「腰抜け」ですね

そう仰っていただけると……なんとも面映いのですが……

支援部隊の隊員のことですか?

お礼を言われるなんて、思いもよりませんでした

指揮官殿。私は強制的に粛清部隊に配属されたわけではありません

以前申し上げたように、粛清部隊を単なる虐殺者の集団にはしたくなかったのです

そのために隊長まで上り詰め、粛清任務の背景にある真実をひとつひとつ解きほぐしてきました

たとえ他人に「腰抜け」と言われようが……最後まで自分のやり方を貫きます

……指揮官殿が私にしてくださったように

……何度も贈り物をくださって……隙あらば距離を詰めようとなさってたじゃないですか。お忘れですか?

……指揮官殿は、本当に図太い方ですね