指揮官殿。まだ余力がおありのようですが、帰投された方がよろしいかと
た……助け……て……
了解です
戦闘のようですね。支援部隊と、もう一方は……
本当に何もしてないんだ……なぜ撃たれなきゃいけない!?
それでは、弓で引き離します
何だ?識別コードは……グレイレイヴンか……それに……ビアンカ?
ここで何をしている?
それはこちらの台詞です。なぜ支援部隊を攻撃するのです?
我々を見た瞬間に表情を強張らせ、逃げ出したからだ
それはそっちが武器を取り出したから……てっきり……
何!?
やめてください。他の構造体が萎縮して逃げ出すのは、あなた方が日頃からそういうことばかりしているからでしょう!
だから何だ?この構造体は逃亡罪の被疑者だ。邪魔をしないでいただきたい
グレイレイヴン指揮官か?本件は貴官の管轄外だ
いいえ、管轄内です。本支援部隊員はグレイレイヴンと協働関係にあるのですから、作戦進行上はグレイレイヴンの采配下であるはず
では、グレイレイヴンは粛清部隊に歯向かうというのか?
まさか。私も粛清部隊の一員ですので……それとも、試してみますか?粛清部隊同士の戦闘を
……
……チッ、この腰抜けめ
腰抜けだから一般部隊に追いやられたんだろう
大丈夫です、指揮官殿。私も粛清部隊の一員である以上、彼らにできることはありません
……どうか、ここは耐えてください