Story Reader / コラボ / 寄波の残響 / Story

All of the stories in Punishing: Gray Raven, for your reading pleasure. Will contain all the stories that can be found in the archive in-game, together with all affection stories.
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世界崩壊

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エンブラの後を追って、一同は地下都市により深く進入して調査を続けた

ルシアとリーフが、エンブラの不規則な歩行の痕跡を一本のシミュレーションルートに組み合わせている時、リーによって離れた場所に呼び出された……

指揮官

ずっと考えていたのですが……エンブラとアスコーが見せた言動は、本当に自己進化によるものでしょうか?

機械体が生体を模倣する必要がない場合、サービス供給型のAIしか搭載されないはず。つまり、特定の任務だけをこなす簡単な命令しか積まれません

簡単な命令がいかに進化しようと、機械体が自己意識を持つとは考えられません。まして、人間関係を模倣するなどという高度な行為ができるはずもありません

僕が思うに、もしかしたら……

エンブラの足跡を見つけました。行きましょう

最初、エンブラの足跡はふらつき、かなり乱れていた。しかし進むにつれ、軽快な足取りに変わっていった

これはどういうことでしょう?このスピードと行動性能は……

初期設定ではなさそうですね……自己進化だとしてもありえないことです……

この強度で動作を続ければ……機械体の構造からして、長くはもたないと思います

……そうとしか理解できません

エンブラの足跡を追ううちに、都市部からだんだん離れていった

目の前に広がるのは広場のような場所だ……

…………

エンブラの足跡はすでに不明瞭になり、なんとか方向だけがわかるような状態だった

見渡すかぎり、あちこちに機械体のパーツが散乱し、さまよう数体の機械体が互いに殺し合っている

どうやら、前方に向かったようですね

進みましょう