夜が明け始め、地平線には薄っすらと朝日が差し始めていた
粛清部隊とスカラベ小隊が動静を見守る中、昇格者たちに護衛されながら、ルナは反転異重合塔に近付いた
代行者を目撃した人たちは、すでにここから遠ざけました。この件で、あまり多くの人の耳目を惹かない方がいいでしょう
今後は我々が他の昇格者たちの撤退を監督します。ここに集まるとかなり目立ちますから
ビアンカは憂慮するようにルナを一瞥したが、それでも進路を譲った
もし何も問題なければ、これで最後よ
確かな約束はできない、この塔は私にとっても未知に溢れた存在なの
でも、言った通り、協力関係をこれで最後にはしたくない
少女の口調は疑いようがないほど確固たるものだった
これ以上訊いても意味はない。なんといっても、人類側勢力には反転異重合塔を探索する確かな方法がまだないのだ
危なっかしい僅かな希望でも、座して待つよりはいい
…………
周囲の人々がもう何も言わないのを見て、ルナは振り返り、少し寂しげな笑みを浮かべてαに別れを告げた
じゃあ後でね、姉さん
αは頷き、目で別れを告げた
あなたも、[player name]
彼女は少しいたずらっぽい笑みを見せた
…………