Story Reader / 本編シナリオ / 13 終焉の福音 / Story

All of the stories in Punishing: Gray Raven, for your reading pleasure. Will contain all the stories that can be found in the archive in-game, together with all affection stories.
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深淵収縮

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ロランがαを足止めしている隙に、グレイレイヴンは華胥の暗号キーを持って中心区の昇降装置を離脱した

パニシング濃度がかなり高くなっています。ここで治療させてください

ふふ、任せてください

リーフは傷口づ近の服を引きちぎると、消毒して薬を塗り、包帯を巻いてくれた

防護服も修理しないといけません。幸い物資は足りてますので、破損したパーツはそのまま交換しちゃいましょう

ブリギットから大量の補給物資を受け取っている今なら、パーツごと交換した方が時間を節約できるのだ

防護強化のパーツも追加しましょう……

ここから先のパニシング濃度は、指揮官にとって致命的ですから

リーフは手際よく防護服のパーツを追加していく

オーケーです。では行きましょう

狭い通路を前進すると、やがて巨大な空間がひらけた。そこには、想像をはるかに超える大きさの怪物がうごめいている……

あれは一体!?

集噛体

(咆哮)!!

巨大な怪物の下には赤潮がまるで湖のように溜まり、怪しい光を放っている

赤潮の大元に違いありません!

やはり切り札を隠していたか!

あれが地上に出てしまったら……地球、いや、空中庭園さえも難を免れません!

私たちだけでどうにかできるとは思えません。援軍を要請するべきです

確かに……道中に昇格者が潜んでいますし、援軍がたどり着くのは極めて困難でしょう

大型破壊兵器が有用かもしれませんが、通信信号は妨害されている。地上に戻るにも時間がかかりますし、そうしているうちに手遅れになりかねません

つまり、まず私たちが安全に接近できるルートを確保するべきということですね

でも、どうすればあれに近づけるんでしょう?

なんせ死角がないからね……

短距離の噴射装置で近づくにしても、容易に被弾するでしょうね

ええ、考えているだけでは埒が明きません