激しい揺れとともに、輸送機が支援部隊の補給車そばに着陸する
廃墟に突っ込まなくて、ラッキーだったわね
ようやく外の眩しい日差しにも慣れ、一行はブリギットの明るい笑い声の中、目を開いた。目の前に広がっているのはバーチャル空間のままのようだ
それはあと、今はもっと大事なことがあるの。一緒に来て
ブリギットが先導し、4人は補給車内に入った
ここのパニシング濃度は重篤汚染区域レベルに近づいている。逆元装置を強化する必要があるの
あなたの隊員をちょっとお借りするわね、指揮官はここでしばらく待ってて
彼女は立ち去る前に山積みの物資の中を掻き分け、1着の防護服を取り出した
これは指揮官の防護服。数日前に完成したばかりの改良版よ
改良後だという防護服に着替えてしばらく待っていると、ブリギットが3人を連れて戻って来た
よし、全部の装備完了ね!
確かに耐性が強くなった気がします
逆元装置は強化されたけど、限界もあるからね
危険な物を見かけても、仔猫みたいに何でもかんでも飛びつかないように
そうだ、血清も多めに準備しなくちゃ
フフッ、物資を運んで来たばかりなの
あ、そうそう、視界の問題だけど、アシモフから話があるはずよ
ここで彼からの通信を待ってて