Story Reader / 本編シナリオ / 13 終焉の福音 / Story

All of the stories in Punishing: Gray Raven, for your reading pleasure. Will contain all the stories that can be found in the archive in-game, together with all affection stories.
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暗潮渦巻_03

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…………

撮影したものを見るに、ルナは確かに北極航路連合から何かを持ち去ったようだ

だが、撮影角度の関係で、具体的にそれが何であるかを特定できない

まさか……

もし本当に推測通りだとしたら、なぜ北極航路連合にそれがあったのか……?

航路連合は何のために持っていたのか?更にルナはそれを何に使うつもりなのか?

不吉な予感で心が満たされつつある。アシモフは時計に目をやった

不可能だろうが何だろうが、確認せんとな。議長に言わないと——ふん、まあいい

彼は連絡帳を見て、同じく仕事に追われているもうひとりの名前をタップした

どうしました?

先ほど議長から面倒な任務がきた。今は議長は夢の中でな、北極航路連合の生存者と連絡をとれるか?

守林人とオブリビオンはまだあそこにいるだろう。彼らに確認したいことがある

待ってください、生存者って?

セリカは一瞬ぎょっとしたが、すぐに切り替えたようだ

わかりました……少しお待ちください

通信を切り、アシモフはイライラしながら仕事を続け、5分ほど経った時――

申し訳ありません。あちこち連絡しましたが、誰とも繋がりませんでした

……無線信号発射装置も壊されている

これから、どうなさいますか?

まず、議長にはもう少し休息が必要だな

北極航路連合の派兵経験がある小隊は、今出発できるか?

残念ながら、最近は忙しくて……

セリカが素早く派遣記録表を照会する音が聞こえてくる

任務状況からすると、一番早く空中庭園に戻ってこれるのはグレイレイヴンですね

不幸中の幸いだ

任務が緊急でしたら、グレイレイヴンに今の任務を放棄して、すぐ戻ってくるように伝えます

いや、今はまだ確認しなければならないことがある

グレイレイヴンが戻ってきたら、準備室で待つように伝えてくれ

わかりました