Story Reader / 本編シナリオ / 09 黒星の失墜 / Story
指揮官……この先は進めないようです……
このエリアには、おかしな仕掛けがたくさんあるようです
もし、強行突破したら……先ほどのように、大量の異重合の欠片が敵として組み上がってしまいます
この仕掛けのアンロックコマンド……
そうです！先ほどのログの情報です！ですが……
……その部分だけ偶然パニシングに侵蝕されていて、読み取れません
本当に……偶然……なの？
いいえ。異重合から形成されたパニシングは、明らかに「意識」を持つ者の特徴が見られましたからね……
強行突破するしか……選択肢はないみたいですね……
通信接続中――
あのう……グレイレイヴンの皆さんですか？
やっぱり、ワタナベが言った通りだった！
もしかして……あなたが伝説の指揮官？
あなたは……
ちょ、ちょっと……アイラさんですか？
ええ、第2考古小隊隊員のアイラよ
……ど、どうしてこんなところに！？
リーフ、リー……お知り合いですか？
……空中庭園中で話題の若手芸術家です。マーレイが……よく個展に行っていました
わ、私も、アイラさんの作品が大好きです……
…………
私もあなたたちの活躍はかねがね伺ってるわ、特に……
……っと、おしゃべりは後にしましょう。大事なことを伝えるわね？
私はセレーナという構造体を救出するために来たの。とても大切な、私の友人よ
セレーナは宇宙ステーションのデータベースを完全に把握してるの
セレーナは、今のあなたたちにとって極めて重要な情報があると言っている……リングの設計に関係する情報
ええ、今いる場所を通過するためのガイドが必要です
だけど……本人から直接情報を伝えられないみたいで
私が中継しようと思うの。問題ないかしら？
お願いします
…………
セレーナは、……しゃべれない状態なの
わかりました
指揮官、私が記録を取りますね
