Story Reader / 本編シナリオ / 09 黒星の失墜 / Story

All of the stories in Punishing: Gray Raven, for your reading pleasure. Will contain all the stories that can be found in the archive in-game, together with all affection stories.
<

9-3 星々の狭間

>

よし、これで全ての対外武器システムを無効化できました

放送

コロリョフカラノオ知ラセデス。子供タチ、公共施設ハ大切ニ使イマショウ――

ルール違反者ハ懲罰施設ニ送ラレマス。1週間、親ト会エマセン

いつまでおしゃべりし続けるんだ……

その頃、宇宙では――

ちょっとワタナベさん、狭すぎない?

もともとふたり用じゃないからな

ミントの葉は?持ってるんでしょ?

なぜそれを……

私、よくニュースを見るの

特に、グレイレイヴンに関するニュースに興味があって。彼らに関することなら何でもよ

グレイレイヴン……?まあいい、私の知ったことでもない

別に隠す必要もないから言うけど、私が興味を持っているのはあの指揮官についてなの

…………

そんな格好をしていても、持ってるんでしょ?記念に1枚もらえないかしら?

ワタナベはアイラの話を聞きながら、巧みに敵機の相手をしている

爆発によって敵が宇宙の塵となったあと、ワタナベはコックピットからミントの葉を1枚取り出し、アイラに手渡した

わぁ……

じゃあ、私からも記念に

アイラはペンを取り出すと、コックピットにサインを書いた

…………

これが空中庭園のニューエイジャーか……

こちらは片づけた、あとはお前たちに任せる

了解です

しっかり掴まっていろよ

ワタナベとオブリビオンの無駄のない連携により、ほとんどの侵蝕ドローンは排除された

そして、ワタナベを筆頭とする戦闘機の群れは加速し、宇宙ステーション防衛砲台の射程内に突入した

システム

警告、砲撃ロックオンを検出、検出数16……

ワタナベが戦闘機を緊急上昇させる。無数の弾が機体を掠った

やるじゃないか。宇宙にも加速にも申し分なく適応しているようだ

お褒めにあずかり光栄よ

ワタナベは防衛砲台に反撃を加えようと機体を旋回させたが……

システム

目標の砲撃システムダウンを確認……

ふん、グレイレイヴンがやったようだ

なぜわかるの?

私が知る限り、空中庭園の部隊でこんなことができるのはあいつらだけだ

……あなたにとっても、グレイレイヴンは特別みたいね

……無駄話は終わりだ。上陸ポイントに着いた、降ろすぞ

あら、じゃあ仕方ない。送ってくれてありがとう。またね、ワタナベ

もう会うことはない

アイラはワタナベに手を振り、ふたりは別れた。ワタナベは清々した様子で戦闘機を発進させる

確かここらに……。あった……

ワタナベが見つけたのは、宇宙ステーションに着陸した航空機だ。機体には所属がわかるような標記は見当たらない

どうやら……招かれざる客が紛れ込んでいるようだな……

空中庭園との取引要件は果たしたわけだが……

しかし……

グレイレイヴン……

ワタナベは宇宙ステーションの主通路へ向かって戦闘機を発進させた