Story Reader / 外伝シークレット / EX05 迷境ノ疵 / Story

All of the stories in Punishing: Gray Raven, for your reading pleasure. Will contain all the stories that can be found in the archive in-game, together with all affection stories.
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EX05-7 笑えないジョーク

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屋敷の外から、固い地面を踏みつける足音が微かに聞こえてくる。ロランたちの存在をまだ知らないのだろう、足音にはまるで警戒心がなかった

しかしこれは紛れもないサインだ――彼が何をしていようとも、急がなければならない

ち……!しょうがない、急ぐか

ロランは少し強引に、庭の入り口の扉をロックした。しかし庭に入るために開けられた塀の穴を塞ぐ適切な物がなく、そこは諦めるしかなかった

この行動が発した音は間違いなく「ゲスト」の注意を引くだろう。しかしロランは気にしていないようだ

不審な状況が警戒心を発生させ、ケルベロスの足取りを遅らせることができる。そうなれば、彼らは細部にまで気を配ることができなくなるだろう

――すると、ロランが好機を捉える一瞬も訪れよう

大きな音が響いたようなその状態に、家の反対側からひとりの人影が泳ぐようにやってきた

ひぃ!何を……

シーッ、ゲストが到着したよ

次の段階に進むよ

うぇ……私は、何をすればいいの?

家の外で見張っていてくれ。彼らがここを離れたら、すぐに私に知らせて欲しい

私は……「ゲスト」たちが何をしにきたのかを見てくる

……

何だい?何かわかったらもちろん知らせるよ

とりあえず今は、家を見張ってもらう必要がある。私の目の届かないところで、何か異常が起こっていないかを確認してもらわなきゃね

うう……わかった、わかったよ

ラミアはすぐに家の高いところに飛び上がると、やがて霧のように姿を消してしまった

では、私も隠れる場所を探して、しばらく身を潜めるとするか

ロランは振り向いて、貯蔵室の後ろの暗闇の中に入った

まだまだやることがありますよ、ブードゥーさん

…………

ゲストとターゲットを同じ場所に追い詰めて……一体どうするつもりなのでしょうね……