Story Reader / 境界条約 / K-44防衛線 / Story
All of the stories in Punishing: Gray Raven, for your reading pleasure. Will contain all the stories that can be found in the archive in-game, together with all affection stories.
1時間後……
隊長！沈黙時間終わりましたかね！？
あと少しだ！
チェッ、さっきもそう言ったじゃねぇか！カスティアンはどうした！？
とっくに死んだよ！
カスティアンとともに、無線機も死んだ
だから、ガリヤファンの質問は無意味なのだ。ただ、ベソニダスがそのことに触れたくないだけで……
小隊規模で大勢の敵を引きつけ、遮蔽物の保護を失った今、それは当然とも言える結果だ
1時間の激戦によって、10人いた小隊は残り3人になった
いや、ベソニダスとガリヤファンの活路を拓くために、たった今ハラムは敵陣に飛び込んで自爆した
つまり、残りはふたりだ
ふたりは浅い塹壕に這いつくばり、ガラクタになった車を弾除けにしながら、射撃を続けている
射撃といっても、ふたりの手持ちの弾はもう弾倉3つ分もない
……ワタナベと「客人」が仕事を終わらせるまで、それまで持ちこたえられれば……！
きっと転機はある。少なくともベソニダスはそう思っていた
