Story Reader / 境界条約 / 夜崎ニュータウン / Story

All of the stories in Punishing: Gray Raven, for your reading pleasure. Will contain all the stories that can be found in the archive in-game, together with all affection stories.

NO.38 弥月工事トンネル

>

がらんどうの街を一陣の風が通りすぎる。彼方から聞こえる泣き声は、離別の悲しみを物語っているようだ

信号テストです。コホン、そちらの状況は?

正常です

遠隔探査によると、次の浄化塔は廃墟の都市の中央にあります……

やっと動けるぜ!はぁ~気持ちいい!ん?なんか踏んだぞ?

指揮官

……

パーツ、ですかね?地面いっぱいに散らかっている……確認してみます

……列車のシールドを修理をしてた時、これと似た周波数変換装置を見たことがある

セリカの説明を聞くソフィアとルシアの様子が、少しおかしいようだ……

……

……

ログを検索しました。ここの孤児は……バイオニックナニーロボットの訓練に使われていたようです

ルシアが自分のログを検索するなんて……珍しいですね

ここ、ジャミラと来たことがある。子供がいっぱいいたはず……あ、「子供」じゃないかもしれないけど

もし生存者がいるのなら、急がなければ

ここはかつて沿岸部の主要都市でした。記録では……ナニー型と小児型のバイオニックがまだいるはずです

バイオニックは人間を模して作られ、学習機能も備えている人型の機体です。構造体技術の前身ともいえますが、認知にはやや欠陥があります

市民が退避した時、軍民限らずほとんどの機械体が置き去りにされたようなので、生存者がいるかもしれません

まずは浄化塔の主電源を見つけてください。それから再起動ということになりますが、これまでの経験からいってかなりのリスクがあるでしょう

浄化塔周辺の制御施設は、退避当時の安全確保のために破壊されてるんです……

高レベルの放射線を検出しました。このトンネルの向こうに主電源があるはずです

待って!それ以上奥に行っちゃダメ

なぜですか?

この道は通っちゃダメだって、列車の貨物業者に言われたことがある

どうやら、やめた方がよさそうですね