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All of the stories in Punishing: Gray Raven, for your reading pleasure. Will contain all the stories that can be found in the archive in-game, together with all affection stories.

NO.35 聚遊軒

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輸送機内、管制チャンネルの会話が絶えず耳に入る……

Mother Swan-6よりCP、航路3-3-4に接近中。前方は未知の空域につき、航路の有効性を確認したい

CPよりMother Swan-6、航路3-3-4及び前方空域に問題なし。ポイントPapa-Siera-14にて「積荷」を投下してください

ラジャー、ポイントPapa-Siera-14にて「積荷」を投下します

……

まもなくです。この空域は初めてなもので、念のため再確認したんです

この付近は九龍商会の地盤で、なんでも黄金時代の対空武器が配備されているとかで……

ご安心ください。今回の航路は空中庭園が事前に調査済です、大丈夫ですよ

目標上空に着きました。あとは降下するだけです

Mother Swan-6よりCP、ポイントPapa-Siera-14に到達。プログラムNo1に基づき降下接近を行います

CPよりMother Swan-6、了解。これより通信をオブリビオン拠点コードZulu-Tango-8に転送

こちらZulu-Tango-8、オブリビオンの独立戦闘部隊、貴機の降下接近を誘導する

マーク3Dに従って降下されたし……

再建エリアは……劇場、ですか?

ええ、海沿いの景観地区が丸々「瑠璃頂」大劇場です

以前は裕福な人じゃないと入れなかったんですよ。歴史に出てくる機械の役者は皆、ここで古典芝居をしていたんです

もちろん、パニシング爆発後は主な観劇者だった「貴人」連中に見捨てられちまったんですけどね

まだ辺りを徘徊してるのがいますよ、かろうじて残った……あの「給仕」がそうです

彼が指差す方を見るまでもなく、何のことを言っているのかは明らかだった

侵蝕された機械体が今なお舞台を巡回している。何十年もの間、誰にも提供されることのなかったフルーツとおしぼりを携えて

皮肉なものですね

まったくだ

舞台を見にくる客なんていねぇってのに……早いとこ休ませてやろうぜ