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All of the stories in Punishing: Gray Raven, for your reading pleasure. Will contain all the stories that can be found in the archive in-game, together with all affection stories.
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トロの書-2

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はあはあ……ここまで来ればいいだろ……

マイケル

…………

……うわ!マイケルじゃん!

こここ、これはあれ……映画の中の……いつの間について来たんだ?

最初からいましたよ。何もしなかったので放っておきましたが

ははーん……「闇にうごめく精霊」かと思ったけど、アッチか……

ふぃー……隊長に隠れてアッチを観といてよかったぜ……

アッチって……バンジが持ってきたんだ……

「闇にうごめく精霊」って映画はホラーものらしくてさ、隊長が絶対に準備室では見るなって……

ここだけの話だけど、隊長はその手の映画を「低俗」とか思ってるらしくて。見るなってうるさいんだよ

さっきのオープニングは「闇にうごめく精霊」そのものだったけど、途中から違った

だから最初は俺もわからなかった。ここに来るまでは

この場所、何かあるの?

ここは映画のエンディングの部屋だよ——さっきの仮面の殺人鬼の家だ

あれだよ、ホラー映画のパターンってあるじゃん。オープニングと同じ場所でストーリーが終わるっつーか

映画にそんな決まりきったパターンはないと思いますが……

でもリーさんはホラー映画を見ないですよね?

確かに、何が面白いのかはわかりかねますね

ほら、指揮官、言っただろ

とりあえず、この場所はあの殺人鬼を倒せる唯一のチャンスなんだよ

うん、でも問題があってさ……倒し方がわからないんだ

バンジと途中まで見てたら……ファイルがぶっ壊れちゃったみたいで

結局、映画を最後まで見れてない

バックストーリーだと、あの仮面の殺人鬼はこの部屋にいると普通の人間に戻っちゃうらしい

だからこの部屋でならアイツを倒せる

うん、でも問題があってさ……倒し方がわからないんだ

バンジと途中まで見てたら……ファイルがぶっ壊れちゃったみたいで

ナレーション

その時、背後の扉をガンガンと叩き破壊しようとする音が聞こえた

更にあなたたちは遠くにも複数の人影があることに気づいた

誰かに助けを求めてもいいが、相手は必ずしも助けの手を差し伸べるとは限らない

それに、チャンスは1度だけ——なぜなら、扉を破壊する音が止まったということは、仮面の殺人鬼はもうすぐ後ろにいるからだ