Story Reader / イベントシナリオ / 次元域の星を追う / Story

All of the stories in Punishing: Gray Raven, for your reading pleasure. Will contain all the stories that can be found in the archive in-game, together with all affection stories.
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終点到達 粛正協議

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よいしょぉ――

最後の数体の敵に向かってナナミはフルパワーで突進し、手に持った可変斧を握りしめ、弧を描いて電光を帯びた斬撃を放った――

ナナミサイクロン!

一瞬の轟きの後、全ての侵蝕体がバラバラに切り刻まれて地面に倒れ込み、静寂が広がった

顔を上げると、いくつかの古風な橋の向こうの岩山の間に、見慣れた結晶の壁がそびえ立っていた

――話が終わる前にいきなり、万世銘に赤い光が点滅し始めた。やがて広い空間に天にも届きそうな轟音が響き出す

???

セージ様

……?

???

我は成功した。我は復讐を遂げた……

皇帝?

我は全エリアを攻略し、この「万世銘」と呼ばれる空間を智慧を育む場所へと改造したのだ

セージ様、昇格ネットワークと協力して機械体の世界を作り出すことに成功しました。その後、ここであなた様の帰還を待ち続けていたのです

この世界の人間は……どこ?

皇帝?

すでに有機物への掃討協議を実行し、あの予言の未来を実現したまで

……あれは未来なんかじゃない

皇帝?

我々に加わり、この空間に留まり、我らにどうかお恵みを

どの世界でも、ナナミの答えは同じだよ

ナナミは、愛と希望がない憎しみの道へと進んだりしない。だってナナミ、この星を愛してるんだもん

皇帝?

……愛?

指揮官、早くここから離れよう

皇帝?

いいえ、あなた様は残らねば……

万世銘の赤い光の点滅が更に激しくなった。轟音が響く中、機械構造に支えられていた岩山が徐々に崩れ始めた

ナナミはこちらの腕を掴むと、振り返ることなく次元エリアの出口である光点へ、真っ直ぐに駆け抜けた

皇帝?

その、隣に侍る人間よ……

我が自ら、粛清を与えよう――

突如として辺りが赤い光に包まれ、横の空間が轟音とともに崩壊し、中から巨大な機械の腕が伸びてきた――

指揮官に触らないで!

即座にナナミがこちらをかばって、ふたり一緒に光点の中へと飛び込んだ――