Story Reader / イベントシナリオ / 波際の寄り道 / Story

All of the stories in Punishing: Gray Raven, for your reading pleasure. Will contain all the stories that can be found in the archive in-game, together with all affection stories.
<

含英-2 晏驚鴻

>

なんであれ、まずは今解決できることに取り組むべきだった

貝殻を集め、含英がブレスレットを完成させるのを待ちながら海岸に座った。それほど時間はかからずに、含英はブレスレットを作り終えた

ありがとうございます、指揮官。全部自分でするべきなのに、手伝わせてしまって。なんだか申し訳ありません

不安……ですか?

指揮官の言う通りだった。洛神の舞のことにしても、ブレスレットのことにしても、彼女は恐れていた――自分が他人を失望させ、期待を裏切ってしまうことを

まるでこれらの期待に応えられなければ、再び見捨てられてしまうかのように

彼女は指揮官に頼りすぎているのだろうか?こんな軟弱なままでは、人に迷惑をかけてしまう?

このままでは、彼女はまた思考の沼に陥ってしまう

舞いの感情と動機、動機……

彼女は少しでも早く満足のいく答えを見つけようとしたが、この世の多くのことは、急げば急ぐほど裏目に出るものなのだ

含英の心はまだ晴れていないのがわかった。気分転換すれば、彼女の不安が少しでも和らぐかもしれない

いいの……ですか?指揮官のお時間をたくさん使ってしまっています。もう遅いですし、指揮官もお疲れでしょう。もうお休みになっては……

含英の本音は違っていたが、指揮官の健康を気遣って、確認してきた

含英はその言葉に含まれた思いやりと心遣いを理解し、遠慮がちな態度を改めた。感謝の気持ちで、素直にその提案を受け入れることにした

ふたりで来たのと同じ道を歩くと、波に消されずに残っている足跡があった

周りの風景に変化はないが、先ほど歩いていた時は貝殻を拾うことに夢中で、景色を見ていなかった

「江天一色にして澄み渡り、皎皎たる空に孤月の輪」

海面と月光が一体となった景色を眺めたあと、含英が思い浮かべた唯一の詩だった

その詩に描かれている情景は美しいが、月の孤独を隠すことはできない。たとえ高い地位にあっても、人は誰も皆、孤独な存在だということだ

しかし――

今の彼女は違う

含英は無意識に隣にいる人を見つめた

夜は更けていくにもかかわらず、彼女と一緒に月明かりと澄んだ風を楽しむ人がいる

少し考えて自分の端末を取り出し、優しく軽やかな曲を流した

曲のリズムに合わせて歩くと、ペースがより緩やかになった。ふたりは歩きながら他愛のない会話を楽しんだ。そこには、悩みを忘れて楽しむ含英の姿があった

どれくらいの時間が経ったのか、含英が少し休憩しようと提案してきた。ふたりで海の方を向いて砂浜に座り、遠くを眺めながら話を続けた

ちょうど星と月に関する曲がかかっている時、ふたりは同時に夜空を見上げた。澄み切った夜空はとても幻想的で、無数の星々が輝いていた

「諸星、水鏡に落ち、月光と織り交ざりて羽衣となる」

含英は遠い星を見つめながら、詩の一節をつぶやいた。記憶の奥底に隠していた過去が浮かび上がってくる。しかし、大きな悲しみに呑まれることはなく、心は穏やかだった

過去は煙のようにすぎ去ったもの。彼女は失われた魂を偲ぶことを忘れないが、それに溺れたりもしない

目に見える全てが感情を映しているように思えた。隣に座る人やこの景色が、彼女に未来への希望を与えてくれた

今日の夜の闇と星空、どちらも本当に美しいですね

これは単なる夜景への賛辞ではなく、目の前の人から得られる心の安らぎでもあった

含英は頷いた

ええ、できるだけ伝説の内容に近付けたくて

その言葉を聞いて、含英は穏やかに微笑んだ

それなら、今ここで舞ってみましょうか

これは……指揮官だけに捧げる特別公演です

そう言って、含英は立ち上がり前に進み出た。足首あたりの浅瀬に立つと、足下の海面がまるで鏡のようにキラキラと輝いていた

音楽が心の中に火を灯したのだろうか?彼女は、自分の体が鳥のように軽やかで、自由に解き放たれたようだと感じた

目の前の全てが彼女の舞台だった。夜の幕に月光が灯りを灯し、水面に反射した煌めきが彼女の体に映り、舞衣のようだ

舞いはしなやかで清らかで、その歩みごとにさざ波が広がる

含英は曲に乗り、舞いの楽しみに浸った。観客はただひとり。彼女は全身全霊を込めて表現した

全ての動きが本能に突き動かされ、どう舞うべきかなど考える必要はなかった――そうしていつの間にか、1曲を踊り終えた

音楽が終わり、含英は全ての動きを止めて静寂の中に戻ってきた。そして、唯一の観客の方を振り返った

それは、まるで神が振り返るかのような厳粛さだ。全ての景色が調和し、心を魅了してくる

清かな拍手が送られた。先ほどまでの没入感が抜けていき、含英の心に少しだけ緊張が走る

彼女は夢中になりすぎて、何か失態を演じてはいないだろうかと心配になったのだ

指揮官……私、変じゃありませんでしたか?

彼女は戸惑いながら訊ねた。いくら景色や音楽に感化されたとしても、失礼な行動をとってしまったら、そんな自分を許せない

指揮官はこの舞いを気に入ってくれただろうか?その考えだけが彼女の頭の中を巡っていた

その言葉を聞いて、含英は再び晴れ晴れした、軽やかで楽しい気持ちになった。彼女は砂浜に戻ってきて、ふたりで一緒に海岸の散歩を続けた

含英は静かに微笑んだ。彼女はそうすればよかったとは思っていないようだ

今の舞いがあなたの記憶に残れば、それで十分です

そこには、言葉にしなかった密かな想いが込められていた。月の光がふたりを包み、もう外の風景は目に入らない

指揮官から認められてこそ、彼女は意味を感じられるのだ

ふと、含英はこれこそ、自分がずっと探し求めていたものではないかと思った

彼女には今、確かな手ごたえのある考えが浮かんでいたが、まだ確信には至っていなかった

指揮官、先ほどの舞いですが……私の解釈と表現は正しかったとお思いになりますか?

この言葉に含英の心は揺らいだ。彼女は先ほどの自分の気持ちを思い出した――誰かのために舞いたいという衝動

その時一陣の風が吹き、髪の毛が乱れて視界を僅かに遮った

まとわりつくような風が通りすぎて視界が元に戻ると、砂浜の反対側まで歩いてきたことに気付いた

ここは蒲牢がキャンプファイヤーコンサートを開催する場所だ。燃料の持続時間を測るために、皆が去ったあとも炎が残されていて、今もまだ燃えている

ふたりはキャンプファイヤーの側に歩み寄った

貝殻のブレスレットが含英の目の前に現れた。それは彼女が先ほど作り終えたものとは少し違っていた

複雑で多様な編み方ではなく、貝殻をシンプルに繋ぎ合わせただけのもので、明らかに短時間で急いで完成させたと見て取れる

これは……

目の前の炎が勢いよく燃え上がり、背後の月が位置を変えた。月光の最も明るいひと筋が、まっすぐにふたりを照らしている。まるで白銀の光に包まれたようだった

含英は自分の瞳に映るブレスレットを直接見ることはできない。でも、それはきっと最も特別な光景に違いないと思った

炎が大きく揺らめき、花火のように夜空を煌めかせた。その瞬間は、まるで九龍の詩に描かれた満月の夜を見ているかのようだ

燃え盛る炎が揺れて、その人はすでにここにいる。目の前に、心の中に、傍らに

その時、海鳥が砂浜に舞い降りた。目の前の人間が慎重に近付き、驚かせないようにそっと手を伸ばしてなでている

ひとりと1羽が静かな夜の中で触れ合うと、穏やかな幸せの余韻が周囲に広がっていった

目の前の人は全ての景色と喜びを彼女とともに分かち合った。含英はその全てをひとつ残らず目に焼きつけつつ、心に深く刻まれているのはその人の笑顔だった

「あなたが橋の上で景色を眺めれば、景色を眺める人は橋の上のあなたを見つめる」

今夜、どういうわけか含英の脳裏に記憶の中の詩が浮かんでくる。これもまた、心が動いた証拠なのだろう

これは「進歩」なのだろうか?「感情」に対する理解ではある。目の前の景色を眺めながら、含英は自分が少しずつ洛神の感情を理解し始めたように感じた

先ほど、指揮官に戻って休むべきではと訊ねた時のことを思い出す。理性はわがままなど許さないと言い張るが、心の奥底では別の声が叫んでいた

まだ足りない、今夜一緒にすごしたこれだけの時間ではまだまだ満足できない。彼女は時の流れを忘れて、この喜びの中にずっと留まっていたかった

夜がもっと長く続いてくれたらいいのに、日の出など永遠にこなければいいのに――知らず識らずの内に、彼女は貪欲になっていた

これが「愛着」と呼ばれる感情だろうか?

無意識の依存。たとえ弱さとみなされても、彼女はもはや自分がそれを渇望していることを否定できない。もっと深い絆が欲しい、末永く時間をともにする伴侶が欲しい

彼女にも「執着」という感情が存在したのだ

洛神も同じだったのだろうか?洛水での出会いで彼女に離れがたいという感情を湧かせ、それが洛神の舞を舞わせたのだろうか?

含英は結論を出そうとしたが、まだ完全に納得のいくものではなかった

含英は我に返った。思考に没頭しすぎて、目の前の人の呼びかけにすぐに答えられなかった

すみません、少し考え込んでしまって。大丈夫です。ただ、洛神の舞について……私なりの理解が少しだけ、できたかもしれません

洛神の舞の……魂?

遊んでいた海鳥がふたりの方を見た。含英が作ったブレスレットに反射する光に引き寄せられたのか、鳥は含英の目の前に飛んできて止まった

含英は屈んで羽をそっとなでながら、先ほどの会話を思い返して考え込んだ

指揮官、どう思いますか……機械体が感情豊かな表現の舞いを披露する、そんなことはできるのでしょうか?

機械体は……素材を超えて、人間や動物のような生き生きとした動きを表現することができるのでしょうか?

感情と同じように、含英にとって「魂」という言葉は永遠に手の届かない存在なのだ

目の前のこの人、指先でそっと触れた海鳥、そして海の中で出会った全ての生き物たち、彼らにはそれぞれの「魂」がある

それは彼女が抱きしめる前に失ってしまったもの

機械が魂を持つことができるのだろうか?その答えを、まだ深く追求したことがなかった。この躯体は生まれつき計算や模倣に長けているが、感知や共感の能力には乏しい

しかしこの世の多くのことは、模倣だけを頼りには成しえない

もしかすると先ほどの恐れや焦燥は、含英自身も気付いていない無意識の自己否定なのかもしれない

含英の潜在意識は「感情」というものを真に理解できるとは思っていない

本当に、機械体が人間と同じ感覚や理解力を持つことができるのだろうか?それは永遠の疑問であり、未来においても解けない謎だろう

しかし、「感情」とはどう定義するものなのか?人間は言葉にできず、機械にも定義できない

彼女が人間と同じ行動をとれば、感情を理解したことになるのだろうか?人間と同じように悲しみ、泣き、喜び、笑う、それだけでいいのだろうか?

今、彼女はようやく気付いた。その問いの答えは、彼女にとってそれほど重要ではないことを

彼女が望むのは、誰かが彼女の笑顔や涙に気付き、全てを見届け、心に留めてもらうことだった

いわゆる「感情」とは、お互いの気持ちが通じ合ってこそ意味がある

愛することを学ぶためには、まず自分が愛されているという感覚を確認する必要がある

まさにかつて語ったように、彼女は失うことを恐れすぎて、逆に自分を見失ってしまったのだ

彼女は、遠い伝説の中に先人たちの面影を求め、かつての輝きを再現したいと焦っていた。しかし周囲の声に惑わされ、いつしか自分自身が曖昧になっていった

ある「価値」を確立することで自己の存在意義を得ることに慣れ、その価値が認められないと感じた時、自分が必要とされなくなると不安を抱くようになった

それは、機械として作られた時から染みついている実用性という原則。それが、彼女に容易に克服できない頑なさを植えつけたのだ

それは習慣であり、同時に枷でもあった

「期待に応えられなければ、見捨てられる」それが彼女の恐怖と不安の源だった

彼女に「意味」など見出す必要がないと、誰かが言ってくれるまでは。そうなれば、彼女の存在そのものが、誰かに寄り添ってもらえる証になる

千年前の伝説の中で、通りすがりの王侯が迷える洛神に出会いの奇跡をもたらしたように

ここには、自ら望んで彼女の手を握り、渦巻く海流から連れ出してくれる人がいる

創作の本質とは、理解し伝えること。全ての舞いは、その人が見たいと願う「洛神」の姿なのだ

情熱的な人は恋い慕う姿を見出し、理念に生きる人は理想の姿を見出す

それはまるで鏡のように、相手によって異なる姿を映し出す

人々が洛神を通して垣間見るのは結局のところ、彼ら自身が思い描く自分にすぎない

では、彼女はどうだろう?水鏡を覗き込む彼女が見出すものとは、一体どんな姿なのだろうか

含英(ガンエイ)

恐らく……ようやく見つけたかもしれません。自分だけの、舞い始める動機と感情を

他の人の目には、洛神は曹植が心を傾ける相手、はたまた人生の知己と映るかもしれません。でも、私にとっては――

それは彼女の「新たな生」です

洛神は輝かしい神となる前に、泥沼の中で苦しんでいた

非業の死、囚われの日々、その道は泥と棘に満ちており、血肉が蝕まれるほどの痛みを味わいながら、ようやく神として祀られる瞬間にたどり着いた

尊き神になったところで、何が変わったというのか?囚われたその後も、彼女の苦悩は変わらなかった

――あの人が現れるまでは

その出会いはあまりにも儚く、ただ一瞬の煌めきだったかもしれない。彼は彼女の過去を知ることはなく、ともに未来を歩むこともない

しかし、彼女はようやく初めて、誰かの「大切な存在」となったのだ

曹植と洛神、彼が彼女に見せた新しい世界。彼の登場と残された言葉が、彼女に再び存在意義を与えた

それは含英自身がよく知る、どこか懐かしい感情だった

含英はこの舞いに自分なりの解釈を込め、彼女が感じた洛神の「感情」を込めた

深く考える必要はない。それはきっと、ごく単純なものだ

彼女はあの神の動機を理解できる。それは彼女自身が持っているものだからだ

ある人と出会い、ただその人のために舞いたいと思う。それがどんな結末を迎えようとも関係ない

彼女はただ、この人にこの舞いを見てもらいたいだけなのだ。それ以上のことは望まない

ありがとうございます、指揮官。もう迷うことはありません

あなたがお傍にいてくれるだけで、私は全ての感性や感情を理解することができます

黄初三年、洛水のほとりで、洛神は自分にとっての「新たな生」と出会った

そして今、この岸辺で彼女もまた、自らの希望に出会った

彼女はすでに見つけた……舞いたいと願う、その相手を

そんな思いを抱きながら、含英は髪を解き、遠くの月明かりを見つめた――彼女が水中で舞い始める合図だ

洛神の舞の表現方法がついに決まりました。指揮官、この舞いの最初の観客として、立ち会っていただけませんか?

洛神の舞は水中での演舞が必要です。観客が水中で観ることはできませんので、海底に映像の投影装置を設置しました。どうぞリラックスしてご覧ください

ただ、ひとつだけ……儀式のようなものがあるので、それを指揮官に手伝っていただければと思っています

これは、私のわがままです

古の記録によれば、曹植が水鏡に己の姿を映そうとしていた時に、突如、洛神が水面に現れたという

そして互いの瞳が交わった瞬間、心を奪われた

含英は伝説の情景を完全に再現したいと言い、最後に水面から出たあとの瞬間だけは、指揮官に水面近くから見て欲しいと頼んだ

水中から岸に上がる演出は、含英にとって洛神の新たな生の始まりだった。だからこそ指揮官に、自分がこの舞いで「生まれ変わる」その瞬間を見届けて欲しかった

含英は先ほど渡した貝殻のブレスレットを腕につけている。歩く度に貝殻と海風が擦れ合い、涼やかで澄んだ音色を奏で、まるで古い伝説の中の優雅な歌のようだ

端末から舞いの伴奏が流れ始める。それはまさに『洛神賦』をもとに作られた曲と歌詞だった

一字一句、心に語りかける

黄初三年、洛川を渡りし時

岩のほとりに、美しい人を見ゆ

ああ、儚き一瞬の邂逅……

彼方の岸は、もはや見えぬ

その水の神、名は宓妃

沼河に囚われ、洛川に沈む

底なしの淵は、深海のごとく

神も術なく、孤独に浮かぶ

新たな声が、夢うつつに呼ぶ

枯れ木は春に、雲間には月

天河が流れ、慰めとなり、子夜に灯る光、儚き夢を映す

黄粱がすぎ去り、雲煙は行きゆきて

過客は急ぎ、曲も終わりゆく

悪夢が絡み合い、虚幻へと消え

曙光を願えども、暗きは最も苦し

浮世は泡のよう、愛憎もまたあり

失って再び、また散りゆくもの

山に芽映え、岸に花咲き

心に光あれば、沈むことなかれ

かの人は水のほとりにあり

その目に星河を映し、顧みれば全てを包む

遡る流れに手を引き、霜降る夜に曙を待つ

長き川に心を寄せ、想いは尽きぬ

彼方の想いに、わが身は食を忘れ

ただ離れまいと、風を追い月に寄せる

「舞い姿は驚鴻のごとく、婉たること遊龍のごとし」

歌が最後の一節に差しかかったところで、心が深く震えた。水面は月の光を映し、その光が彼女の瞳を照らした

長い間、深淵に囚われていた神は、新たな自分を取り戻したのだろうか?答えはすでに明白だった

海流によって視界の光景は一度歪んで見えたものの、浮かび上がれば全てが澄み渡る。その瞬間に含英の視界が開け、全てが鮮明に映り込んだ

彼女は見つめる相手の瞳の中に、自分自身が映り込んでいるのをはっきりと見た

自己の冷暖、他者を鏡にして知る。水を飲むように、海に浸るように

「初めて出会うのに、旧知のように惜しむ」

もし時間を遡れるなら、彼女はかつての自分にこう伝えたい

この先には険しい道が続くけれど、未来には希望が待っている。その道の先に、あなたを待っている人がいる

海面は透き通り、ふたりの距離はお互いの瞳の中に映った姿が見えるほどに近い

澄んだ鏡のように、彼女に自分自身を見つめさせ、己を理解させてくれる人――

瞳に映るは星の河、ひと筋の流れが注ぐ、碧き水面の中央に