おっきい舞台!
夜航船の上にある舞台とは雰囲気が全然違います!
うん……見慣れないけど、すごく綺麗ですね
蒲牢は少し興奮している様子で、舞台上で九龍風の踊りを軽くやってみせた
うーん――長い間練習してないから、やっぱり体がなまってますね
えへへ
じゃあお次は……何をしましょう?
蒲牢は両手で顎を支えると、興味津々といった目でこちらを見てきた
えっ?イベント、まだ終わってないんじゃないですか?
流れ的に……うん、舞台上で何かを話すっぽいですよ?
これはただのお遊びイベントなのだ。業務フローではないのだし、いちいち段取りを守る必要もないだろう
えええ?
あっ、指揮官!ちょっと、ちょっと待って~!
少女は嬉しそうに自分の後ろから追いついてきた。その明朗な声が展示館の隅々にまで響いている
わあ!あそこ!ピンクのサンゴがあります!
指揮官!早く一緒に遊びましょう!