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All of the stories in Punishing: Gray Raven, for your reading pleasure. Will contain all the stories that can be found in the archive in-game, together with all affection stories.
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カムイ-2 眠らぬヒバリ

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え――えぐいデカさの舞台じゃん!

こっから下へ叫んだらこだまするかな?カムイーカムイーカムイーって……

わぁ――――――!

やっぱこだましないか……本に載ってた「ささやきの壁」とかって遊びができると思ったのに

カムイは少ししょんぼりと落ち込んだが、一瞬で元気を取り戻した

こういう舞台に立っている時ってさ、みんな何を話すもんなの?

そうだな……宣誓をしたりとか?

例えば……

そう言ってカムイはしばらく考え込んだ

キタ!思いついたぞ!例えば、指揮官が俺にこんな言葉をかけるんだ――

「カムイ、次の任務でサポートが必要な時は、一番に声をかけるよ!」って

これ、立派な宣誓、「誓いの言葉」っしょ!?

へへへ!じゃ、指揮官のお墨付きってことで!

えー、何だよ違うの?じゃ、宣誓の言葉って何なんだよ?

しばらく考えてみたが、こういう場にふさわしい「誓いの言葉」がすぐには思いつかなかった

あっ、もういっこ思いついた!

うんうん……「必ずともに勝利へ歩もう」、これ、どうよ!

一体どのゲームにそんな「誓いの言葉」が出ているのかはわからないが……

俺たち、必ずともに勝利へと歩むんだよね?

あ、無意識に言っちゃった!

カムイは両腕を広げると、そっと自分の方へ近付いてきた

へへ、何だかここで交わした「誓いの言葉」ならゼッタイ実現する気がするな

考えてみりゃ、この「誓いの言葉」は必ずかなうんだから、たとえ今後どんな困難があったって大したことはなさそうだな!

こんなに心地いい場所にいて、すぐ側には馴染みの者がいてくれるせいだろうか、いつの間にか疲労感が押し寄せてきた。カムイの声がだんだん離れていくような気が……

気が抜けた瞬間、微かにカムイの声が聞こえてきた……

最近、疲れてたんだろ?指揮官

今は何もかも放り出して、しばらく俺の傍で安心して休んでおけよ

だって、俺たちは最終的に、必ずともに勝利へ歩むんだから……