見た目はごく普通の舞台のようですね
舞台の周囲にはプレゼントの箱とピンクのサンゴが散らばっている。機械体たちがどれだけ心を込めて飾りつけたのかが見てとれた
そうですね。舞台の配色とプレゼントの箱、どちらも可愛いらしいです
居心地がよくて、とてもリラックスできる場所ですね
鋼鉄のような色の空中庭園と灰色の大地を飽きるほど見てきたので、たまにこんな可愛いカラフルな会場を見ると、それだけでテンションが上がる
黄金時代の人々はこういった場所でバレンタインデーを過ごしたんでしょうか?
アイラが言うには、人々はこの日プレゼントを贈り合って、ロマンチックな時間を過ごしていたらしい……一緒に映画を見に行ったりしていたかも?またはどこかを散歩したり
どこかを散歩する……ですか?
ルシアはそれがどういう行動なのか、言葉からはピンとこないらしい
そうですね……
特に行きたい場所はないです
これまで、指揮官といろんな場所にご一緒できましたから
リゾート地、砂漠、宇宙ステーションまで、黄金時代の人々の認識を遥かに超える場所に、私たちは足跡を残してきています
違う……?
一緒にさまざまな場所に行ってきたのは確かだが、その大半は「任務」のためだ
「バレンタインデー」という観点で考えると……
そう……そうなんですね
よくわかりました
ではいつか、完全な平和が訪れたら、かつて敵と戦った場所にもう一度行ってみませんか?指揮官
「別の観点」から、またご一緒できれば嬉しいです
きっと、約束ですよ