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All of the stories in Punishing: Gray Raven, for your reading pleasure. Will contain all the stories that can be found in the archive in-game, together with all affection stories.

Ⅰ SP-01

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16時33分、3分遅れだ

はぁ……お前に用事がある場合は事前にアポを取るべきなのか?

まあいい、時間の無駄だ。アシモフ、装置の調整は?

うむ、エネルギーシステムと安全弁の解除の仕方が空中庭園とは少々異なるが、どだい、こっちの技術がベースになってるからな。そう難しくはない

御託はいいから結論だけ言え

使える。今すぐ使えるが、実際の効果はテストをしないことにはわからん

もうわかったな?今日呼んだのは、航路連合が開発したこのバーチャル編制システムをテストしてもらうためだ

ファウンスの首席卒業生だろうが。システムの最大上限を調べるに当たって最も適している。それだけのことだ

ニヴルヘイム実験室で発見されたプログラムのフレームワークだ。昔のものだが設計理念は先進的で、大いに参考に値する

何せ戦争に関しては、昔の人間の方がはるかに経験豊富だからな

わかったから余計なおしゃべりはやめろ。他に問題は?

ということで、こっちに来てヘッドセットを装着しろ

完全潜行式ではないのか?

当時の航路連合にはそこまでの技術力はなかったんだろうな。単純な音声と画面だけのシミュレーションだ

まあいいだろう。むしろその方が指揮官の真の実力がわかるというもの。始めろ

じゃあ、行くぜ?

アシモフがスタートキーを押した途端、ヘッドセットから断続的な女性の合成音声が流れてきた

-AI-

構造体データ読み込み——完了

戦術シミュレーションフレーム生成——完了

『虚影地平線』ロード、完了。ようこそ——指揮官