ルシア……もう止しましょう、何度やっても無駄です。リーフが連絡不能の状況に陥ったのは間違いない
……作戦変更です、リーフを探しに行きましょう
……僕たちが建物に入ってからというものの、全てのガードが警戒態勢です
この状態で外に出れば、まず戦闘は避けられないでしょうね
……では、どうしろと?
僕がリーフを探しに行きます。ルシアはここに残り、指揮官を守ってください
リーフとブラウニングが誘導装置を起動したことで、一時的な通信障害が誘発されたのだと思っていましたが……
今のガードの状態を見る限り、そもそも誘導装置なんて存在しなかったんでしょう
これを見てください。敵の身体に備えられていた誘導装置ですが……とっくに使い物にならなくなっています
リーフと連絡を取れたとしても、この装置でガードを誘導して道を拓くのは不可能です
リーが感じた違和感は正しかったんですね。ブラウニングは、確かにおかしい
事実から合理的に判断すると、懐疑が生じるというだけです
そもそも、リーフと僕たちを引き離そうとしたところから怪しかった
たとえ不測の事態が起こっていないとしても、リーフはブラウニングと一緒にいる……これは僕の責任です
だから、僕が探しに行かないといけないんです
私にも責任があります……
ルシアは指揮官の隣にいるべきです。僕の機体では指揮官の安全を保障できないので
適材適所ということですね……わかりました、リーフのこと……よろしくお願いします