よいしょ、っと
カレニーナは力持ちじゃの。爺ちゃんではそうは動かせん。ひゃっひゃっひゃっひゃっ
うん、あたしとっても力持ちだよ!なんてったって、この街で喧嘩といえば……
……まぁ、爺ちゃんと会ってからはしてないけど
……殴られたって、やり返したことなんかない
カレニーナ、覚えておいておくれ。どんな状況でも、どんなことがあっても――
命は大切じゃ……
ただの喧嘩だよ。大袈裟だなぁ
シャルピー衝撃試験をして……マクロ組織と断面は規格通り……これは砲撃か……時代遅れの技術め……わしの専門分野ではないが…まぁ、よし……
爺ちゃん、ここのとこ爆発物いじってばっかり。心配だよ……
お?カレニーナ、わしの言うとったことがわかるのか?
そりゃあ、爺ちゃんから死ぬほど教えてもらったことだし……はぁ、ボケちゃった?
お前は爆発が大好きだろう。だから爆発し続ける物をこしらえて、プレゼントしようと思ってな……
お前が小さい頃はなぁ、爆発を見る度に笑っとった。そりゃあ可愛くて可愛くてなぁ
む、昔のことはいいよ!恥ずかしいだろ!
カレニーナ、離れろ!早く!ほれ!これを押したら……!ひゃっひゃっひゃっ!
爺ちゃん!!そんな危ないもの作んないでよ!!
ゲホッ、ゲホゲホ!ひゃっひゃっひゃっ!愉快愉快!
全然笑えないんだけど……