Story Reader / 祝日シナリオ / 純白の想い / Story

All of the stories in Punishing: Gray Raven, for your reading pleasure. Will contain all the stories that can be found in the archive in-game, together with all affection stories.
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トレジャーハンター

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どうしてついていらっしゃるんです?

集合時間を決めたあと、リーは広場で行われるトレジャーハントの参加へと向かっていた。チラシの説明によれば、1位になると大量のスターチケットが手に入るらしい

チラシを指差して、彼に言った

僕ならひとりでも問題ありません

だから何ですか!

……

どうしても一緒に参加する気なら、必ず1位を取ってくださいよ

リーはそれには返事をせずに、受付に向かっていった

スタート地点に着くと、スタッフからトレジャーハントのルールとヒントが書いてある用紙を渡された

機械部品を探す……センサー……よく考えられていますね

それならば、最高難易度でいきましょう

それについては賛成だった

ふたりで参加できるなら、グレイレイヴンの連携を最大限に発揮できる方法を探すのが一番の肝だ。ルートとプランを熟考していたら、後ろから声をかけられた

おや?グレイレイヴン小隊じゃありませんか?

振り返ると、声をかけてきたのはこの保全エリアのエンジニアリング部の隊員のようだった

グレイレイヴン小隊は空中庭園ではそれなりに知られているため、塗装を変えても、同僚にはすぐに発見されてしまうのだ

任務でここにこられたのですか?

そうですよね。最近平和ですし、この一帯も侵蝕体が現れなくなりました

今回のフェス、かなり賑わっていますね。皆がこんなに喜んでいる姿を見るのは久しぶりです

トレジャーハントに参加を?それは……残念でしたね

我々エンジニアリング部はここにかなり長く駐屯しているので、ここの地形を熟知しています。これ以上は……言わなくてもおわかりですね?

そうですか、では対決といきましょう

グレイレイヴン小隊に勝てたら、武勇伝になりますよ

ただのゲームでも、ライバルがいることでいい刺激になる

このトレジャーハントは、パーツが小さいために発見が難しいことに加えて、各パーツがかなり似ているので、間違えやすいところも難解な点だ

それに機械パーツならエンジニアリング部にとっては得意分野だろう

センサーは僕が持っています。レーダーの信号を指揮官の端末にシェアしますので

正しい方角を見つけてください

だが、こちらにも信頼できる「専門家」がいるのだ――