Story Reader / 祝日シナリオ / 道士争奪戦 / Story

All of the stories in Punishing: Gray Raven, for your reading pleasure. Will contain all the stories that can be found in the archive in-game, together with all affection stories.
<

偽グレイレイヴン

>

親方さんからマップをいただきましたが……このエリア、想像以上に大きいようです

わかりやすくブロック分けされていますね。一体、どれほどの機械体が集まっているんでしょうか

この規模のバーチャル空間を維持するためには、かなりの偵察機が導入されているでしょうね

あの親方かもしれませんし、別の者かもしれません。でもこの種のイベントは、集団自発的に形成されていくことが多いんですよ

なにしろ親方さんは、皆『霊×道士』を見ているって言ってましたしね

リー

データベースを調べましたが、『霊×道士』が一体何なのかよくわかりませんでした……

ですが、この規模の集団は何よりも実地調査が一番です。何か有用な情報を得られるかもしれませんしね

ううう。初っ端の試練からこれほど難しいとは!畜生ッ!

また挑戦すればいいじゃないか。とりあえず、他の試練で気分転換でもしよう

東の将軍め……!イベントが終わったらブン殴ってやるからな!

あの機械たち……

試練に破れた挑戦者のようですね。事情を訊いてみましょうか、指揮官?

わかりました。では、行きましょう

了解です

ルシアは機械体に駆け寄り、声をかけた

空中庭園?聞いたことないな。なんか用かい?

私たちも争奪戦の参加者なんですが、試練のことについて少しお聞きしたいのです。試練の内容を教えていただければ一番いいのですが……

ああ、問題ないよ。試練の内容を簡単に言えば、なぞなぞさ

知識量を試す問い、ということでしょうか?

仲間に対する理解度を試す試練だよ。っていうか!お前!なんで見分けられなかったんだよッ!

おい!急に手を出すな!

質問に答えてくれていた機械が突然思い出したようにもう1体の尻を攻撃をした。これ以上質問を続けるのは難しそうだ

仲間に対する理解度、ですか……

——

ふむ、お前らが親方の言っていた「空中庭園」の参加者か。我こそは東の試練の守護者、東の将軍だ!

わざわざ親方から報告があったんですか?

これは愉快で楽しい鬼ごっこイベントだからな。不逞の輩に入り込まれては困る

イベントそのものはおふざけもいいところだが、目の前にいる東の将軍はいたって常識的な機械のようだ

では、試練を開始する前に、補足説明をしよう

北以外の試練には1名しか挑戦できぬ。そして、一度挑戦した者は他の試練に挑戦できぬ

お前たちが「指揮官」と「構造体」であることを考慮し、指揮官による遠隔通信を用いた助力は許可しよう

うむ

構造体というものは、指揮官がいてこそ力を発揮する。加えて、お前たちは初めての参加だ。よってこれは初心者ボーナスのようなものだ

ということは、「鬼ごっこイベント」はもう何度も開催されているということですか……

では、試練について説明しよう。お前たちも、鬼が人の姿を装って、善良な民をたぶらかすことは知っているはずだ

だが、優秀な道士たるもの、その虚像を見抜かねばならぬ。よって、東の将軍の試練は「洞察力」だ!

お前たちのうち、最も仲間をよく知る者が挑戦するがいい!

最も仲間をよく知る者……指揮官、誰が挑戦するべきでしょうか?

いや、人間は挑戦すべきではないな。思いもよらぬ危険が起きるかもしれぬ

確かに。誰が挑戦しても、きっと試練を通過できます

では、私が行ってもいいですか?

誰に挑戦してもらうか悩んでいると、突然リーフが手を挙げ、顔を赤らめて名乗り出た

いつもはルシアかリーさんが先陣を切りますが、たまには……可能なら……

……私は戦場でずっと皆を見てきました。仲間のことなら、よくわかります!絶対に負けませんから!

問題はありません。指揮官、リーフに挑戦してもらいましょう

では……試練を開始する!シーン切替!