Story Reader / Affection / ビアンカ·零度·その1 / Story

All of the stories in Punishing: Gray Raven, for your reading pleasure. Will contain all the stories that can be found in the archive in-game, together with all affection stories.
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ビアンカ·零度·その2

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指揮官殿、粛清部隊のことをお知りになりたいのですか?

ご承知の通り、粛清部隊は構造体の粛清を任務とする部隊です

侵蝕体と交戦することもありますが、あくまでも逃亡した構造体の追捕が主たる任務です

例えば……ワタナベのような造反者

それぞれに理由はあるのでしょうが、軍隊は結束こそが要です

もし逃亡や任務放棄等の行為を野放しにすれば、執行部隊は瞬く間に瓦解してしまうでしょう

そのような状況を未然に防ぐために、粛清部隊は設立されたのです

……道具として扱ってください、と申し上げたはずですが

まあ、多少なりとも戦術の向上に繋がるのであれば……お話しましょう

とは言っても、これといって申し上げることもないのですが。……ご存知の通り、私は粛清部隊の一小隊長です

主要任務は逃亡した構造体の追捕、侵蝕された構造体の粛清……あとはそうですね、弓術が得意です

近接戦闘用の武器も問題なく使えますが、隊長として何よりも重要なのは戦局を掌握することです

ですから、最も得意とする弓を主武器として選びました

機体に関してはシステム上で詳細なデータをご覧いただけますので、説明する必要もないでしょう

これでよろしいでしょうか?

それでは、おしゃべりはここまで。本日の任務は支援部隊の作戦物資受領です

し……粛清部隊!

はい?

ま、待ってください、ぼ……僕たち何もしていません、何かの間違いです!

ひっ……うわあああ!!

……

彼らを責める必要はありませんよ、指揮官殿。私を……粛清部隊を恐れることは、正しい反応なのです