Story Reader / コラボ / 寄波の残響 / Story

All of the stories in Punishing: Gray Raven, for your reading pleasure. Will contain all the stories that can be found in the archive in-game, together with all affection stories.
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鮮血の底-A面

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ボロボロの機械体は自身の重さを支えられず、力なく地面に倒れ込んで動かなくなった

ルシア!赤の「指導者」の行動を止めました!

こちらも、青の「指導者」の行動を停止させています!

ルシアの言葉を裏付けるように、大きなアラームがどこかから鳴り響いた

何ごとですか!

警報

赤、青、双方の指導者の信号をロスト

第*()——+&回戦争輪廻の結果:なし

サフィーン学派制定による第2規則:Naraka-Bastille協議により、除去プログラムを開始

除去プログラム範囲に含まれない人類と機械体は、実行エリアで除去プログラムが開始される前に退避を

――ホモサピエンスに永遠の栄光あれ(All glory to homo sapiens)。次の「戦争」での決着を祈る

地下全体が規則的に揺れています……これは何が起きているんですか?

いたるところで構造の変形を検知……違う!変形じゃないぞ!この地下空間自体が……巨大なひとつの機械です!

了解しま…………?

空中庭園と遠隔通信ができません。地下だからか、信号が遮断されているようです

ええ、構造の変形は外側から中央に向かっています。奥に向かえば……何か手段があるかもしれません

……30分前からずっと端末の前にいるが、何か見つかったのか?

どうぞ、ご自身でご覧ください

ハセンはセリカの端末画面に十数個の資料ファイルが開かれているのを見た

黄金時代の新聞のスクラップ、オブリビオンが共有した地上の情報やその他の情報が、ところ狭しと画面に表示されている

その共通点は――上部に同じ紋章があること――学派の円形紋章だ

これは何だ?

あれから世界政府は誰ひとり学派の人間を逮捕できませんでしたが、学派名義の隠密施設を見つけたようなんです

ラグルマン王立兵器廠……ビアン港倉庫……

こまごまと点在しているが、この規模とは……侮れないな

ですが、部隊が施設に入った時にはどこも内部はすでに空でした。原料も完成品も、何もありません

見つかった流通記録を見るに、ここで流通していた原材料の分量は小規模の軍隊ぶんの軽重装備を作れるほどです

彼らがそれで何を作ったにせよ、学派とともに消えてしまっています

それほど大量の原料と機械が、いったい何の製造に使われたのか……

永遠の謎だろうが、つい好奇心が湧いてしまうな……

……このままでは無駄な好奇心に終わりそうだ