Story Reader / 本編シナリオ / 39 冬冠の枯死 / Story

All of the stories in Punishing: Gray Raven, for your reading pleasure. Will contain all the stories that can be found in the archive in-game, together with all affection stories.
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39-21 雪原に暮らす民

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荒っぽい声の男性

イヴァン、もういい!イヴァン!

イヴァン

う……うぅ……!

荒っぽい声の男性

おい、イヴァン!

イヴァン

あっ!

うわっ――

何かが手から滑り落ちる音とともに、イヴァンの叫び声、そして男のため息が聞こえた

イヴァン、大丈夫?

腕が上がんないや……

そ、そうだ、信号はどうなった!?

イヴァンは腕が痺れたような感覚を感じた直後、ハッと先ほどの混乱を思い出した

新ソフィアの門を囮にして、イヴァンたちは船に乗り込むと、重要任務を遂行していた構造体数名の救助に成功した

全員が指示に従い、機材を抱えて転がるように指定地点までたどり着いたが、先ほどの戦闘で複数の装置の損傷が判明した

こんなの、どうすればいいんだよ!

空中庭園の者で、直せるやつはいないのか!

俺たちは戦闘要員なんだ……でも、見たところ壊れているのは支柱だけじゃないか?

なら、そのまま使っちまっていいだろ

ダメだ、こういう通信設備はすごく高価なんだぞ……誰か、身長2mほどのやつはいないのか……

その言葉に、皆は互いの顔を見合わせた

肩車すればいいだろ。誰か、僕を乗っけてよ!

イヴァンが勢いよく手を挙げると、他の子たちもつられて手を挙げた

大丈夫だ、前線から作戦成功の報せが届いた。まさか君がこれほど持ちこたえるとはな、坊や

坊やじゃない!イヴァンって名前があるんだ!

おい、空中庭園の。これはどういう状況だ?

横にいた男が口を挟み、空を指差した――

構造体たちとともに見上げたイヴァンの目に、これまでで一番明るく輝く空が飛び込んできた。砕いた宝石のような緑のオーロラが、雲の隙間を埋め尽くしている

ロゼ姉?

なぜロゼッタの名を口にしたのか、イヴァンにもよくわからない。だが、そのオーロラを見た瞬間、イヴァンは戦場で戦う皆の姿を見たような気がした

我知らず、彼は状況を確かめようと前へ歩き出していた

小僧、勝手にウロウロするな!

クマ型?

ん?どこのクマ型だ?見ない顔だな

俺は支援船団と一緒に来た、他の港のバイオニックだ

ボスからあんたらの状況を聞き、人員を連れて保護に来た。それともうひとつ、伝言がある――

「よくやった!あんたらは最も勇敢な戦士だ!」

――うぅ……ぐっ……

おいおい、いきなり泣くなよ

だって……

クマ型は苦笑しつつ泣き出した者の背中を優しく叩き、同行者たちに負傷者を全員収容しろと指示した。しかしその時ライフルを手にした数人が、収容船とは逆方向へと歩き出した

おい、どこへ行く?

俺たちのソフィアがガキどもに爆破されちまったからな

そう言って、彼らはイヴァンをチラリと見た

だから、落とし前をつけにな

そう言い残し、彼らは振り返ることなく旧ソフィア市の方へ歩き去った。クマ型は仕方なさそうにため息をつくと、イヴァンの頭をガシッと押さえつけた

わっ!痛い!何すんだよ!

おい、船を何艘か出して追うぞ。あいつらを死なせるな!