Story Reader / 本編シナリオ / 16 永夜の胎動 / Story

All of the stories in Punishing: Gray Raven, for your reading pleasure. Will contain all the stories that can be found in the archive in-game, together with all affection stories.
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16-15 人類の舵

荘厳の議会ホールで再び会議が開かれた。臨時会議が開かれるということは、人類という種がすでに危急存亡を迎えていることを意味する

会議の決定が人類の未来を左右する

グレイレイヴン小隊の状況は?

ルシアとリーの負傷は軽いのですが、[player name]は生死の境をさまよっており、危険な状況です

地球の環境変化により、我々と地上部隊との連絡はますます困難になっています

先ほど述べた状況も、実は数時間前の情報です

我々の計画が失敗したことは明らかです

63%の民衆は、「未確認人型生命体:男女」に激しい敵意を持っています。しかし地上の問題を解決できる望みが見えず、人々はかなり悲観的になっています

36%の民衆は軍の無能を糾弾しており、その割合は上昇しつつある

幸い、軍は異重合母体のサンプルを回収でき、科学理事会の研究の進行を大幅に速められました

……軍がまだ地上で戦ってくれていなければ、我々はより多くの保全エリアと拠点を失っているはずだ

現実はそうかもしれませんが、民衆の信頼が失われ続けているのも事実です

ふぅ……

森林公園からの空輸はどうなっている?

かろうじて、という状況です。森林公園だけでなく、より多くの場所に翼を持つ異合生物が現れているという報告がされています

彼らが飛行できる高度も徐々に上がっており、群れる現象も見られています。空輸するのにかなり厄介な状態ですな

……

議長、98%の民衆が、過去の経験はもう通用しないと考えています

我々は、今という枠を突破せねばなりません

95%の民衆は、どんな対価を払おうと人類の未来を存続させるべきだと考えています

民衆の賛成意見の割合を見て、議会の全ての者が苦しげな表情を浮かべた

ああ、人類のより理想的な未来のため、それこそが我々議会が作られた所以なのだ

人類は失敗を経験する。しかし歴史を見れば人類は何度も失敗から立ち上がってきた

今回の苦境もおそらく最後ではない。だが転機がまったくない訳でもない

我々はパニシングに絶望という枷をかけられた。しかしその枷を外す希望という鍵はすでに、我々の手にあるのかもしれない……