Story Reader / 本編シナリオ / 13 終焉の福音 / Story

All of the stories in Punishing: Gray Raven, for your reading pleasure. Will contain all the stories that can be found in the archive in-game, together with all affection stories.
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音声分析

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リーの予想通り、“自称マーレイ”はすぐに連絡してきた

兄さん、伝送カプセルは見つかったかい?

……完璧に偽装したつもりだろうが、ばればれだぞ。自称マーレイ

に、兄さん!何言ってるんだよ!僕がわからないの!?

なら説明してみろ……華胥の暗号キーを入手したあとすぐさま交信を試みたが、信号妨害を突破できなかった。なのに、なぜお前は通信できる?

それは……えっと……

おかしいと思ってたんだ。もし、本物のマーレイだったら重力子検知装置のフィードバックができないことくらい検討がついただろうからな

ついでにいうと、これまでの通信の背景音も解析済だ。お前がいる場所は空中庭園じゃない

ちぇっ……ばれちゃったなら仕方ないや……

そこにいる人間はおいといて、グレイレイヴンの皆さんとは初めましてだったかな?

……伝送カプセルを使って、あなたたちを安全に外に送り届けたいだけだよ

よく言う。どうせ何か企んでいるんだろう

へへ……賢いんだね、お兄さん

リーの額に青筋が浮き上がった。通信でなければ、今頃ラミアは蜂の巣になっていただろう

取引しようよ、グレイレイヴン指揮官。華胥の暗号キーをくれたら、デカブツにたどり着くルートを教えてあげるよ……

それは言えないな……なんにしたって、急いでるのはそっちの方なんじゃないのかな?

ラミアの話に呼応するかのように、集噛体が咆哮をあげた

指揮官、どうしましょうか?

暗号キーを渡すのは得策ではありませんよ。あの気味悪い昇格者が約束を守る保証はどこにもないんですから

どうにかしてラミアを探し出せませんか?

一体どこにいるんでしょう……

信号の妨害は強力ですし、僕たちの行動も仔細に把握している……おそらくはこのエリア、すぐ近くに潜んでいるんでしょう

解析した背景音からみても、この断崖にいることは間違いありません

わかりました、では私にお任せください!