Story Reader / 本編シナリオ / 12 九龍環城 / Story

All of the stories in Punishing: Gray Raven, for your reading pleasure. Will contain all the stories that can be found in the archive in-game, together with all affection stories.
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12-20 車中の娯楽

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アディレの列車内はひどく揺れている。座席が備えられておらず、オブリビオンの面々は壁にもたれて必死に耐えるしかない

その時、前の車両につながる貫通扉がゆっくりと開き、奇妙な看板を掲げた少女が入ってきた。ソフィアだ

次の停車駅は「九龍コーポレーション」、次は「九龍コーポレーション」に停まります

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次の停車駅は「九龍コーポレーション」、次は「九龍コーポレーション」に停まります

わかった、わかった。車掌代わりか?

古式ゆかしい方法に驚きつつ、ワタナベは目の前の少女がオウムのように同じ言葉を繰り返すのを阻止するため、質問を投げかけた

うん、今日は私が車掌。なにか用事があったら言って。サービス料50%を申し受けます

大したボッタクリだな……この列車では乗務員を配置しているのか?てっきり車両間放送で賄っているとばかり思っていたが

放送もある。でも、オブリビオンの車両は設備を撤去しちゃったから……指導者いわく、コスト削減のためだって

……

ワタナベさん、もうすぐ目的地ですが、このあとどうするんですか?

人員もそう多くない、効果的な場所で遊撃を行おう。空中庭園の情報によれば、侵蝕体は線路沿いに前進している

了解です。皆に伝えてきます

お前たちアディレはどうする?使える戦力はお前とあの小僧くらいだろう?

ふたりいれば十分

それもそうか。では、我々オブリビオンは扉が開き次第飛び降り、直接敵を食い止める。荷物は置いていくから、保管しておいてくれよ

車内でのお手回り品の紛失損傷に関する責任は負いかねます

まったく、算盤勘定ばかりだな……総員構えろ、次のカーブで飛び降りるぞ!目標は侵蝕体の隊列だ!

了解!