Story Reader / 本編シナリオ / 10 永久列車 / Story

All of the stories in Punishing: Gray Raven, for your reading pleasure. Will contain all the stories that can be found in the archive in-game, together with all affection stories.

10-1 祈り

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皆と同じように、空を見つめている

地上を走り続ける力は十分にあったが、全てに嫌気がさしてしまった

「空こそが、安寧の地……」

閃光、そして炎。空を震わす轟音とともに、あらゆる力に抗って、それは空から落ちてきた

夜空が照らされ、見上げる人々の顔も照らされる

人々の希望の灯火、祈り、そして未来への不安……

迫りくる光は、そのまま墜落した

???

ソフィア

巨大な轟音は周囲のあらゆるものを震わせたが、その焦燥と恐怖もこの空間までは伝わらない

全てが停滞し、ただ静かで、甘い香りが揺蕩う空間

ソフィア

はい。私も常羽も、準備はできてる

ジャミラ

アストン。オブリビオンや他の基地とはどうなっていますか?

アストン

いずれも手はずは整っております

構造体の数は限られますが、基礎的な防御には十分かと

ジャミラ

結構……

ソフィア、これから何をするかわかる?

ソフィア

商品を手に入れて、それから取引をする

ジャミラ

商人自らが商品をかき集めるのは上品なやり方ではないけれど、商品がなければ始まらないわ

交易は、より大きな利益を生むために行うもの。リターンに見合うリスクを選んでこその商人よ

ソフィア

はい、ジャミラ。覚えておきます

ジャミラ

もうすぐ……もうすぐよ

ジャミラは静かに前方を見つめ、何かに触れるかのように、緩やかに手を上げた

ジャミラ

もうすぐ……